あべっちの思いをこめた雑記帳

長岡花火

 長岡の花火が終わった。東名阪をはじめ各地から観光バスだけでも例年なら何百台と一気にやってくる。しかし、コロナ禍により3年ぶりの今年の開催は、全席指定席にし、券の持参のない人は会場に入れないという異例の対応をとった。
 3年前のその大会では、見物に長岡市を訪れた観光客が2日と3日だけで102万人というから、半端な人数ではなかった。人口27万人の市が、この2日間だけは一気に膨らんだものだ。それにひきかえ今年は一日あたりの人出は15万人だったというから、やはり寂しさはかくせない。

 そうはいってもやはり長岡花火は、日本を代表する夏の風物詩といっても、決して過言ではないだろう。新潟市や片貝、柏崎にも花火大会はあるが、やはり信濃川河畔の長岡花火が私は好きだ。

 しかし、長岡といって思い出すのは、山本五十六や米百俵。大分古い話になってしまったが、小泉総理が新鮮な思いで国民に問いかけてくれたことがあったっけ。

 雪の新潟といわれるが近年は暖冬のせいか、思ったほどは多くはないようだ。この長岡は田中角栄さんの地盤だったし、三波春夫さんのお膝元としても知られている。

 少し前には平成16年の新潟中越地震という災害があった。地震の7日後に高速開通の時に通ったが、その爪痕は凄まじかった。あの時崩落した岩の中から奇跡的にレスキュー隊に助け出された優太くんはもうまもなく二十歳を迎えるくらいだろうか。
 大きくたくましい人になってほしいと思う。
 お母さんやお姉ちゃんの分まで・・・

 そういえば明後日は規模を縮小してはいるものの、わが町の花火大会だ。コロナ禍により、やはり3年ぶりの開催はうれしい。例年なら観客55万人の人出も、今年は無観客でわずか10分の打ち上げというのは、やはり少し寂しい気はするけれど。


                      「心に残る旅(16)長岡花火」

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