ひたちなか市のネモフィラを見に車を走らせた。その場所には毎年というほど春のネモフィラと秋のコキアを恒例のように見に行っている。
ちょうど5年前の5月9日にも出かけたことがある。その年は6日前の5月3日にも実は見に行っている。だからそこへは一週間以内に2度訪ねたことになる。
その3日のときは道路は普段の日曜日とたいして変わりはなくすいていたのだが、さすがに9日は平日とあって道路はわりと混んでいた。
3日のときと同じように最寄りインターまでは一般道路で、そこからは公園まで高速を利用した。それぞれ1時間15分と1時間、計2時間15分で着いた5月3日の所要時間。そして2度目に訪ねた9日もかかった時間は同じようなものであった。
3日は道路は普段よりは楽だったが、駐車場や園内は私が思っていた混雑の想像をはるかに超え、メチャメチャな混みようであった。 どこを見ても車の姿ばかりの駐車場から、見はらしの丘までの徒歩中は見渡す限りの人の波。
その年の前年もコキアで2回、そしてこのネモフィラも5月2日に訪ねているが、そのときに比べてもかなりの段差。
そこへいくと今回はお目当てのネモフィラにゆっくりと対面できた。そして花たちにさまざまな思いをめぐらした。
冬の間に種蒔きをし、それを大事に育てていく人たちの姿を思う。
5人くらいが列になり、ていねいに蒔いていくとか。きっとこの人たちは自分の子を育てるような思いでその作業から成長までを見守るのだろう。そしてやがてたくさんの咲かせた花を見る人たちの姿を何よりも楽しみに心に描いて、春を迎えているのだろう。
「心に残る旅(41)ひたち海浜公園のネモフィラ」