白鳥を見ていると
遠浅の沼地に白鳥をみる
ここはわたしたちの住居だと言わんばかりに
わがもの顔で陣取っている
水面に顔をつっこむもの
小魚でもねらっているのだろうか
スイスイ前へ進むもの
スイミングのつもりなのだろうか
ガーッとかの声を出しているもの
何をお話しているのだろうか
遠浅の沼地は
人間の釣りには不向きだ
だから釣糸や針にからまる危険性はない
水面の下はすぐ底地だ
だから小魚をとらえやすい
彼らは
自分の知恵をせいいっぱいに使って
生きていくことを知っている
「生命の詩(25)可愛い白鳥が45羽くらい遊んでいます」