酒田市長辞職勧告案、検討求める 市議会第3会派、他会派は同意せず
Yahoo!ニュース 山形新聞 12月17日(水)10時41分配信より
記事によると、
咽頭腫瘍の手術で声帯を失い、機械を喉元に当てて電子音声で会話している酒田市の本間正巳市長に関し、市議会第3会派「市民の会」は16日の議会運営委員会で、市政への影響が懸念されるなどとし、本間市長の辞職勧告決議案を検討するよう求めた。
とのことだが、これは正直言って、失礼ではないかと思う。
咽頭腫瘍の手術でやむを得ず声帯を失ってしまったわけでしょう。
必死で病気と闘い、声を失う恐怖とも戦いながら、命を取り留め公務に復帰されたわけでしょう。
市長とは、その市における首長だ。
その首長が頑張っている姿は、同じ病気で苦しんでいる市民だけでなく全国のみなさんの何より心の支えになると思うのだが、「声が聞きとりづらい」との理由で辞職勧告とは、一体どういう心理なのだろう?と思う。
こんな辞職勧告が決議されようものなら、申し訳ないが「良識」を疑う。
他会派は同意していないとのことだが、「相手を思いやる心を育てる」ことが最近の日本の教育には欠落しているということなのだろうか?
「聞き取りづらい」とか、「全国市長会や県との折衝で意思が十分に伝わるのか。」といった論点は、少なくとも本間正巳市長を思いやっての内容ではない。
最近の若いものは…とは、よく聞くが、若いものだけを責めてはいられないでしょう。
我々、大人もしっかり「良識」を育んでいかなければ。「常識」以前の「良識」を。
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