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カッコよすぎる町田樹の引き際

2014-12-29 11:22:26 | フィギュアスケート

 町田樹、突然の現役引退表明…「研究者目指す」
 読売新聞ネットニュースより
 ※ 画像は、読売新聞 林陽一氏撮影のものをお借りしています。

 「誇りを胸に堂々と競技人生に終止符を」町田樹、現役引退コメント全文
 Sportsnavi(スポーツナビ)コラムより


 町田樹の引退に関する私のいちファンとしての思いは、別ブログ「銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-」に昨夜掲載したので割愛しますが、そちらに載せられなかったものをこちらに。
 「町田樹の引退発表-どうしよう、涙が止まらない-」 (銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-)

 
 一晩経って、彼の思いを読み、あまりに潔くカッコいいとさえ思えてきた「引き際」。引き際の美学という言葉があるならば、それを用いるならば、まさにしっくりとくる町田の引退発表でした。

 
 アイスショーや解説などで姿を見ることが出来るわけではない。研究者の道をいく町田樹。依頼があれば機会があれば、アイスショーで表現者もしくは創作での関わりもやぶさかではないとしているが、その頻度は明らかに他のスケーターよりは低くなると思われるだけに、その姿を見られなくなることは何とも寂しい。

 
 しかしながら、 「町田樹史上、最高傑作」の、昨シーズンのショートプログラム「エデンの東」や、2シーズン続けて披露してきたフリー「火の鳥」、そして今シーズンフリーの「第九交響曲」。これらは、私にとって心に残る名プログラムとなりました。特に、「エデンに東」は彼の勇姿なくして想像できないほど、この曲を聴くと町田樹の演技が目に浮かぶ。

 彼が語っていたことで学んだことがある、それは…「敢えてストレスのかかる環境に身を置くことで、ストレスの少ない環境にいた時よりも力を発揮できている」ということ。海外に拠点を置いていた頃より、日本に戻って学問と両立させるというストレスのかかる現状に身を置いた昨今の方が、明らかに成績も表現力も素晴らしいものとなっていることに、私は衝撃を受けたのです。

 人は、ぬるま湯に浸かっていてはダメになる、適度な刺激こそ向上させる媚薬となることを、町田樹は身をもって教えてくれました。

 彼から学んだこと、決して忘れない…。
 
 研究者になってからも、いつまでも、町田樹のファンでいようと思います。


町田樹 2014 世界選手権 SP ESP (ドイツ語訳付)


さらっと観てみよう 町田樹2014スケートアメリカFS『交響曲第9番』



※動画主様へ…動画お借りします。 
※関係者の皆様へ…どうか、動画を削除または削除依頼しないでいただきたいです。


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用意周到な幕引き (テリー横田)
2014-12-30 14:12:05
町田君のコメントを読んでいると、あらかじめ用意周到に
計画された幕引き、だったように思えますね。
スポーツ選手の引退後の人生設計について、言及していましたが、
欧米に比べて日本では、五輪競技選手の地位も収入も低い。
年齢行ってからの学業や職業訓練等での
再出発に偉い苦労する。
この事に対して、彼の抗議の意味も、入っているのかも。
とは、考え過ぎでしょうかね?

ともかく、キャラとしても、面白い選手でした。
至極残念。
返信する
ですね。 (y-loveroseやっち)
2014-12-31 11:13:53
テリーさん、

>町田君のコメントを読んでいると、あらかじめ用意周到に
計画された幕引き、だったように思えますね。

…ですね。
テレビでの放送は、世界選手権等の選考結果を放送するよって時に、枠がなくなってしまい、町田君の引退表明を後で知ることになりましたが、知った時は涙しか出てこなくて。
でも、テリーさん言われるように、「用意周到な」幕引きだったんだなって、思います。

今から思えば、町田君の言葉の中に、今季で引退するようなことを匂わせる発言がありましたし。

>欧米に比べて日本では、五輪競技選手の地位も収入も低い。
年齢行ってからの学業や職業訓練等での
再出発に偉い苦労する。
この事に対して、彼の抗議の意味も、入っているのかも。

確かにそうですよね。
決して考えすぎではないと思います。
そういった思い(抗議)も、ゼロではないでしょうね。
連盟に引退することを事前に伝えていたら、「視聴率」のためいいように宣伝に使われたでしょうし。
でも、町田君は応援してくれるファンのことを考えてくれた…と、私は思います。

しかし、スケ連はもう少し「進歩」「前進」「変化」して欲しいなぁ~~。

>ともかく、キャラとしても、面白い選手でした。
至極残念。

全く…同感です。
あの「町田語録」って、後で知ったんですけど、「敢えて」自ら発言していたそうで。
で、今年かな?
「そろそろ語録はいいかなと」封印したと。
封印してもいいくらい、スケーター町田樹の存在が知られるようになったでしょうし、
本人も「氷上の演技だけで勝負」してもいいだろうと思えたからかなと。

少しでも男子シングルに活気を入れるべく、
少しでも「町田樹」の存在を世に知らしめるべく、「町田語録」は生まれたんだなって思うと、
彼の「愛すべき戦略」は、もう愛おしい限りです。

今更、新聞の切り抜きをしようと家の地方紙をあさっていたんですけど、男子シングルのフリーの記事が載っているであろう日付のものは、
すでに使われてしまっていて(T_T)

こんなに町田君のこと好きだったんだって、今頃になって自分で気づいてます。

本当にいい選手でした。
勿論、町田君のセカンドキャリアを応援するけど、でもでも、寂しいですね。
来季は特に…ね。

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