人気ブログランキングのフィギュアスケートのジャンルを覗いてみると、上位にランキングされているブログの多くに「羽生結弦」を扱ったものがかなり多くみられる。やはり、ソチ五輪で金メダリストとなったことが、羽生人気をおおいに引き上げたのでしょうね。
今や、「ゆづ様~」、「ゆづ~」、等と黄色い声が飛び交う人気で、それは海外にも及んでいる。
そうなってくると、羽生以外の選手にスポットライトを浴びせたくなってしまうのが、私の「天邪鬼」な性分ではあるけれど、最近彼の演技で思い出すのが、 全日本フィギュアスケート選手権2011年での、「ロミオとジュリエット」の演技だ。
このシーズンは、同年3月11日に、東日本大震災という未曽有の災害が起きた年でもあり、自らが被災して練習拠点を直撃された羽生結弦は、全国各地で開催されるアイスショーへの出演を「貴重な練習場所」としながら、阿部奈々美コーチ(当時)とともに必死に頑張ってきた姿は、今でも覚えている。
この時の頑張りがあったからこその、ニースで開催された世界選手権への出場があり、銅メダル獲得があり、ブライアン・オーサーに師事するに至る流れがあり、そしてソチ五輪への出場があり、金メダルがある。
わずか17歳にして、物凄く凝縮された濃密すぎる人生の一幕を過ごしてきたんだな…と思うと、私は、この時の「ロミオとジュリエット」の演技が、ニースでの演技以上に、とても心に強く残っており、勝手なのだが私が「大事にしたい」と思っている演技でもある。
この動画では、4分20秒くらいからだろうか…それまでの表情を一変させて、「おりゃ~!」とでも云わんばかりの気迫を見せ、見せ場のステップへともっていく様は、たまらなくゾクゾクする。
古典的なステップかも知れないが、私は、ここのステップが何より大好きなのだ。
オーサーコーチに師事して、良きライバルでもあるハビエル・フェルナンデスと切磋琢磨しあいながら、世界中に「ゆづファン」を増やした、今の羽生結弦も勿論素晴らしいのだが、体力面に難があり、スケーティングもまだまだ伸びしろのあったこの頃の「必死さ」を爆発させながら演技していた羽生が、私は一番好きなのかも知れないと、ふと、当時に思いを馳せてみたりした。
結弦…弓の弦を結ぶように、凛とした生き方をして欲しい。(父親命名)
「名は体を表す」とは、このことか。
お父様のセンスには、脱帽である。
ASKAの件で、心が疲れていないと言ったら嘘になる…だからだろうか…最新のものより、「当時」(いつの当時でもいいんだが)のものに、振り返りたくなるのだが、それは無意識に私の心が「パワー」を求め充電しようとしているらしい。
元気が欲しい時、パワーが欲しい時などは、自分が青春時代に流行った歌などを聴くといいそうだ。昔読んだ、中谷彰宏氏の著書に、確かそう書かれてあった。
今、振り返る、羽生結弦のロミジュリ。完璧な演技ではないのに、惹きつける彼のパワーには嘘がない。
しばし、酔いしれることにしよう…。
羽生結弦 Yuzuru Hanyu FS 全日本フィギュアスケート選手権2011
フィギュアスケート ブログランキングへ ←いつもありがとうございます。
スポナビでちょくちょくコメントさせて頂いておりました。
ブログは覗かせて頂いていたのですが、フィギュアのシーズン終了と共にどうしても気持ちが上昇せず、だらだらと日常を過ごしておりました。
大好きな選手たちの引退・休業は自分が思っていた以上にこたえていたようです。
羽生選手の「ロミオとジュリエット」は私の中でも一番です。仰る通り、〈まだまだ伸びしろのあったこの頃の「必死さ」を爆発させながら演技していた羽生が、私は一番好きなのかも知れない〉演技は、私の中でも特別で、ソチで金メダルを取った「パリの散歩道」よりも大好きな演技です。私は世界選手権の演技が忘れられません。ステップで転んだのも演技の一部と思えるくらい、すごかった!!
高橋選手もランビエール選手も素晴らしかった。あの頃の2人とはまた違う羽生選手の滑りに魅了されました。高橋選手の演技が大好きだったけど、羽生選手の演技も魅入ってしまい涙が溢れました。
記事の内容にとても共感したのですが、なんせ気持ちが上昇してこなくてコメントする機会を逃してしまいました(笑)
今でも気持ちの上昇はあまりないですが、大好きな選手が見れなくなったわけじゃないと 思えるようにはなりました。
ども、ご無沙汰してます。
コメント、嬉しい~~~(^^)/
>大好きな選手たちの引退・休業は自分が思っていた以上にこたえていたようです。
お気持ち、お察しします。
私は、ご存じのように、「フィギュアスケートどころではない」状況に、気持ちが追いやられていますが、気持ちのアップダウンを繰り返しながら、何とか持ちこたえてます。
本当は、当ブログにもフィギュアスケート関連を、もっとアップせねば…と思うのですが…。
あっこちゃんの引退、大ちゃんの休業が、私には大きいですね。
>ソチで金メダルを取った「パリの散歩道」よりも大好きな演技です。
「パリの散歩道」は、高得点が出やすいナイスプログラムですし、技術も精神面も、
「ロミジュリ」の頃より、格段に上達してからの
ものですから、何でしょう、「まだまだ未知数のドキドキ感」があった頃の、「ロミジュリ」に
私も感動を覚えるんです。
>記事の内容にとても共感したのですが、なんせ気持ちが上昇してこなくてコメントする機会を逃してしまいました(笑)
最近は、なかなかフィギュアスケート記事をアップ出来ませんが(裁判終わるまでは特に…)、今後ともよろしくお願いします(^_-)-☆