ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

風邪の谷

2012年02月26日 | 日記

お久しぶりです、こんにちは。

あんまり久しぶりすぎると、記事の枕をどうしてたっけかな、と

思わず我がブログの過去を読み返してしまうのが小心者が故というものですが。

 

今回はもうその枕の調子を取り戻すのも面倒なくらいなので、

日記に徹します。

 

二月後半の空白期間は、風邪ひいて寝てました。

 

おおっと!!

またかーい!!と思うのはちょっと早計にすぎまする!

今回の風邪は風邪でも、インフルエンザです。インフルエンザですよ。

…別に大事なことじゃないけれど、信じてもらえなさそうなので2回言いました。

 

風邪の総本山きたー!!

 

と、ちょっと浮かれてたことを告白します。

 

 

 

  

 

七咲、人生初のインフルエンザです。

なんというか、名もなき風邪はやたらめったら経験しているので、そのうちにも

「こんなにしんどいのにインフルエンザじゃないなんて!!」

というような事もあるにはあったんですが、結果的に未経験ですよ。

 

そう、あまりにも風邪とは思えない重症具合で病院に駆け込む度に、

「ただの風邪ですね」

とか言われるのが屈辱的(?)なので、もう一生インフルエンザには関わらん。と

インフルエンザに対しては、嘲笑うよりほかなし、というような態度であったことは

否めません。

 

言っても、要は風邪の大げさなやつでしょ?と小ばかにしてた、ってことなんですが。

いやー、なめてましたね。インフルエンザ。

 

 

 

すげーつらかったー…

 

 

ただの風邪と何が違うかって、なんかもう治った今はよくわかんないんですが、

飛び降りたい!!窓から飛び降りて真冬の川に流されたい!!

っていう感じでしょうか…

 

淀川を大阪湾まで流されていけば気分爽快だろうな

 

とか真剣に枕を濡らしましたね。鼻水でね。

 

あと恐怖のタミフル。

おおう、これが一時期ニュースで大騒ぎしていたタミフルか。

と、恐れ入りながらも飲むしかないので飲みましたよ。

 

そういえば去年のGW風邪の時にも、もらった頓服を飲んで、

「この薬恐ええええええ!!」って思ったんですが

タミフルは半端なかったですね、熱の下がり方が。

 

39℃超えが一気に38℃に下がり、それからマメに測って36℃になったかと思えば

さらに35℃まで急降下し、最終的には34.7℃まで行きましたからね。

 

そんな体温みた事ねえ!!

 

このまま体温が下がり続け、朝起きたら爬虫類になっていたらどうしよう!!

旦那様はそれでも七咲を飼い続けてくれるだろうか。

(今もほぼ、妻帯っていうよりは、飼われてる、って感じだから)

でも餌はペットショップでみたアフリカから輸入されたネズミの冷凍モノなんだろうな。

毛を剥いて与えてくれる優しさくらい残っていると良いけれど…

 

とかくだらない事を考えながら5日間飲み続けるうちに、

苦手なカプセルもちゃんと縦飲みできるようになる。

 

もちろん旦那様にうつしちゃならないので、日常生活もナウシカなみになる。

 

「ひどい瘴気(インフルエンザ)、一呼吸で死ぬ(うつる)」←七咲の寝てる部屋

「姫様~、マスクを~!マスクをしなされ~」←マスクを勧める七咲

「なんでも言う事を聞きますからマスクを~!」←マスクを勧める七咲

「…少し肺に入った」←入浴後マスクを忘れてた旦那様

「腐海へお帰り」←飯食ったらとっとと部屋に戻って寝ろの意

 

などなどつるつると流れ出る台詞を延々繰り出してナウシカごっこ。

汚れているのは空気なんです!この家の空気ですら汚れているんです!!

一体なぜ!!誰が家にインフルエンザを持ちこんでしまったのでしょう!!

 

そりゃーめったに外出しない七咲より、旦那様のが濃厚かなあ…

 

もうこれからは帰ってきた旦那様が外の瘴気(インフルエンザ)を払い落すまでは

飛びついたりよじのぼったりまとわりついたりしないようにしよう…

 

と、室内飼いされている七咲は反省したのでした。

 

 

 

 

 

  

そういえば、去年の5月に行った病院と同じところに行ったのですが。

やっぱり、インフルエンザの疑いがある患者さまは隔離されていました。

 

入口の!パーテーショーンで仕切られただけの空間に!パイプ椅子をひしめき合わせ!

そこでインフルエンザの結果が出るまで大人しくしとけ!

という感じの扱い…

 

ああ。すまん、皆。

七咲が去年の5月に思った事を、病院長に伝えていれば

今ここにいるあなたたちの処遇はもう少し、改善されていたかもしれないのに…

 

と、ちょっと目頭が熱くなりましたよ。

いや目頭熱くしてる場合じゃなく、七咲も当然そこに詰め込まれたんですが。

 

高熱!高熱です!!軟弱者にとっては39℃は高熱です!

意識ももうろうとして、悪寒や関節痛、その他もろもろの症状と戦っているのに

パイプ椅子で待てとは殺生な!!

 

と、去年も思ったんでした。

 

寒いし痛いし吐き気はするし鼻水はとめどなくあふれもう寝たい!と思っても

ぐらぐらするパイプ椅子ではそれも敵わず。

パーテーションの隙間から見えるお会計フロアにある椅子はふっかふかで背もたれやすく

入口の寒風吹きすさぶ薄暗いこことは違う温かそうな別世界!ああ楽園!!

 

インフルエンザと判明するとそのお会計フロアにさえ近寄れず、

すべてがこの場所で終わっちゃうんですが。

 

その後、処方箋を持って隣の薬局に行くじゃないですか。

そこでは、赤ん坊からお年寄りまでひしめき合っているのに、一切の隔離なし!!

病院内ではあんなに「こっちくんじゃねえ」的な扱いを受けているのに、

薬を処方するまで(結構長い時間待ったぞ)野放し状態とはこれいかに!!

(世間体をぶっとばすほどにしんどかったのでソファーで横になったよ七咲…)

 

病院での隔離の姿勢が、

「感染させない」というより、「病院で感染しなければ(どうでも)いい」

という、なんかこう、すっきりしないものを感じさせるインフルエンザ。

 

そういう隔離状態を経験したから言える事。

インフルエンザ菌はいたるところにひしめき合っています。(いやもう本当に)

うがい手洗い各20秒、しっかり習慣づけましょう。


だんしゃれない

2012年02月11日 | 日記

先日の記事は、「こんな無駄を生産しています!」という自暴でしたが、

今日の記事は、「こんなにも無駄を大事にしてしまいます!」という自棄です。

 

断捨離、という言葉が流行ったのは去年でしたか?

本屋のどこもかしこも、断捨離、という字面が目に飛び込んでこないコーナーはない!

というくらいの一大ブームだったようですが、

それを読んだところで、

 

己の生活と人生の整理整頓ができるはずもない

 

と達観(?)していたので、

去年だったのか一昨年だったのかという事さえも曖昧に忘却の彼方ですみません。

 

YOU!ブームに乗っかって捨てちゃえヨ!

 

という誘惑を、片腹痛いわ!と一喝し、大型ごみの日と完全に断絶。

断つ捨てる離れる、という行動を強いられるくらいなら、いっそ地球そのものが滅べばいい。

とさえ思う、1か0かの、ぐだぐだ人生です。

 

 

  

七咲が愛してやまない(故に捨てられない)七つ道具のひとつ。

それが、テスコムのハンディクリーナー。

 

地球が滅ぶその日まで、七咲は断じて!断じて捨てたくはないのですが、

 

もういい加減引導を渡してやれ

 

という天からのお告げなのかどうなのか、専用紙パックがついに

最後の一枚となってしまいました。

 

今、そうまさに今、本体に入っている紙パックがごみで満タンになったとき、

10年以上真面目に働いてくれた彼がついに息せぬただの物体と化し、

部屋の隅で横たわるのです。

(掃除機は「彼」じゃないし、そもそも息してないし、いつも横たわってるし)

 

それは困る!!

 

切実に困るので、紙パック残り枚数カウントダウン5から、必死で探してるんですが

さすがにもう、うちの「彼」に合うものがなくなってしまいました。

紙パックがなければ、掃除機なんて、電気で空気を吸うだけの機械ですよ。

そしてさすがの七咲も、掃除機に空気を吸わせようなどという酔狂さは持ち合わせていない、

というのが今現在、困っている点です。

 

いっそ酔狂で、

「彼」に息(空気)をしていて欲しいのよ!例え横たわるしかなくとも!だって愛だから!

とかいう人間だったらまだ掃除機の廃棄は免れるんだが…。

 

などと悩んでしまうくらいには、愛着のあるハンディです。

 

唯一の嫁入り道具といいますか(そんな大層なものじゃないんですが)

旦那様が使っている掃除機がごく普通の掃除機だったので、使いにくい!と思い

わざわざ実家から持ってきたものです。

 

もちろんハンディクリーナーなので、片手で軽々持てて、

床に這いつくばって、雑巾がけをするかのような姿勢で、掃除機をかける。

このスタイルに慣れてしまっているので、立ったまま掃除機をかけるのが

どうしても落ち着きません。

 

なんというか、下界(床)が掃除されている様子がよく見えないじゃないですか。

立ったまま掃除機かけるって。

それに掃除をしているのは掃除機であって、七咲は掃除機を補助しているだけなので、

床が掃除されている状況を見ずしては、掃除をしたという達成感に乏しい!!

と、思うのですが、どうでしょう。

…どうでしょうって言われても知らねえよ、って感じですか。

(でも大型掃除機で掃除をした直後に床でくつろいでいて髪の毛を発見した時は

本当にやるせなさでいっそ丸坊主にしてやろうかと思うくらいですよ)

(いや、掃除が未熟な己を戒めるために頭を丸める、的な意味ではなくて)

 

そういう意味でもハンディはとても快適に達成感を味わえます。

おまけに、コードが長いので廊下を挟んで向うの部屋までらくらく届きます。

加えて、七咲の使ってるハンディはかなりの吸引力。

 

実は5年前にも専用紙パックが切れ、あちこち探し歩いていた事がありました。

その時でもうすでに、うちの彼の型番はどこにもなく、大型店舗を梯子する日々。

(結果的に、各社共通用が奇跡的にはまったのでそれで今日まで凌いでいたのです)

「そんなにハンディが好きやったら買ったるから」

と、旦那様が手頃なハンディ掃除機を買ってくれたんですが、

手頃すぎてものの役にも立たない!状態で、今押し入れの墓場で横たわってます。

だってなんにも吸わないんだもの!!あやつこそ、空気を吸うだけの機械ですよ!

臨終にも程遠いくせに息も絶え絶えなんですもの!

 

と、熱くなるくらいなら、思えば5年前のあの時、

奇跡的に見つけた紙パックをメーカーの在庫が尽きるまで買い占めておけば、

こんなことにはならなかったのに!!

という気がしないでもないですが。

 

ていうか、テスコム本社に問い合わせて「紙パックなくて困ってるんですよ」といえば

絶対

 

「当社のハンディでしたらこちらがお勧めです」

 

とか云って、最新の性能がバリバリに良い奴をお勧めされるだろう事も解っている!

しかも、それもきっと紙パックを探しまわる労力をはるかに凌ぐすごい奴だというのも

うすうす解ってるんですよ。

(多分値段もお手ごろな憎いやつなんだろう)

 

98年製だからな、うちの彼。

 

時はまさに世紀末淀んだ街角で僕らは出会ったそんな仲だから、

棺桶まで一緒に、腐敗と掃除と吸引力の真っただ中を駆け抜けるつもりでいるというのに!

 

keep you burningですよ、本当にもう。

 

 

 

…そういうわけで、仕方なく天から下界を見下ろし掃除できてるんだか出来ないんだか

7日間で世界を掃除した神のような感じで掃除を補助している今日この頃です。

下界の様子が見えないあまり靴下吸いこんで大騒ぎしたりしてます。

 

 

 

 

  

七咲が愛してやまない(故に捨てられない)七つ道具、二つ目が辞書。

これもまたはっきり言って、買えよ!!という代物なんですが。

 

七咲が小学生の時、父から譲り受けた辞書なのでかなりの年代ものです。

初版24年ですもん。

平成24年じゃないですよ。昭和24年ですよ。(わかっとるがな)

付録の「はがきの書き方」という例で、はがきの切手の絵が5円ですよ。

封書は10円。

現代仮名つかいの頁なんて、「ゐ」を「い」と記述する例、とか載ってますよ。

蝶々はてふてふではなくちょうちょう、と書く、とかいうレベルですよ。

 

だから、というわけでもないのですが

辞書なんか最新でなければ意味がない!…とまでは言いませんが(面白いから)

実用には最新であることが望ましい、というものであるにも関わらず

30年近くも使い続けてきたせいで、もうこの辞書以外の辞書が引きにくい!!

 

七咲は小中高と、この辞書のお世話になる回数が半端なく、

使い込みすぎだろうというくらい、毎日毎日時間の許す限り使い込んできたので、

皮っぽい感じの頑丈な表紙裏表紙はぼろぼろと分子レベルに分解されて

今では姿かたちもなく、背表紙も8割がたすたれているので、本体の分裂が急速に進み、

本棚に立てかけている今でさえも、輪ゴムで縛っておいてあるくらいです。

 

今でも必要に迫られて度々辞書を引きますが、もう頁のすべてがばらばらになるので、

使いにくい!!ことこの上ないんですが

それでも他の辞書では猛烈な満足感が得られない!!がために

しつこく、この辞書を使っています。

多分、死ぬまで使うだろうし、棺桶に入れてほしい七つ道具の一つなのです。

 

しかし、辞書は可燃物だからいいとしても、ハンディクリーナーは不燃物だから、

棺桶に入れるのも、葬儀屋さんがためらうだろうなという気がしないでもないので、

やはり自分の手で可燃ごみとして引導を渡してやるのが

長年連れ添ってきた者の役目かもしれない、とやや気弱に考えたりもする今日この頃。

 

べつに断つ捨てる離れるのブームにぶれたわけじゃないんだからね!!

 

という、捨て台詞を用意して記事を書こう!と思っていたのが去年だったか一昨年だったか…

なんにせよ、断捨離ブームの時に出来上がってた記事を今、ようやく仕上げましたよ。

やれやれ。

 

 

 

 

 

 

*時はまさに世紀末・・・北斗の拳の主題歌。いろいろと怒られそうだから素直に謝る。すみません。


失敗上等

2012年02月08日 | 日記

なんともう2月になってしまいました。

1年のうち一月を無駄に過ごしてしまった…、と毎年思うのがこの2月。

まあ3月になっても、1年のうち二月も無駄に過ごしてしまった・・・、と凹むのですが。

もちろん4月には、1年のうち三月も無駄に過…、ああ、うん。

 

そんな感じで無駄に過ぎていく毎日、どうすれば有意義に過ごせるのか?と

自問しつつ、自答のない日々を送っているせいですべてが無駄の空回り!!

そんな「ただごと」でございますが、今日は究極に無駄な記事。

 

わざわざ時間を費やしてまで無駄を生みだしているのでは?、という自問です。

 

 

  

写真は、ブログの更新が滞っている間に生産した無駄の結晶です。

 

ハロウィン、クリスマスが過ぎてしまえば、「フェルト家」として活動できない期間が

手持無沙汰!

(次のハロ&クリ製作にとりかかれよ、というのは置いておいて)

なにかないかな?と試行錯誤した結果、「植物プレートを作ろう!」と思いつき、

実際作ってみたんだよ、という代物ですが。

 

うん、デザイン画を大量生産している時点では楽しかったよな…

 

とでも申し上げましょうか。

 

デザイン画では仕上がりのイメージがつかめないので、仕方なく、

手芸の技術もないのに見切り発車で実際に作ってみたのですが。

 

うーむ、なかなかに微妙。

 

と、試行錯誤の手探り状態であらゆる技法を駆使して仕上げたわりには

満足度が低すぎる代物が出来上がりました。

 

ゴミとまでは言わんが(自己愛)、売り物にはならんがな。という所でしょうか。

旦那様には、一瞥されただけで、「ないわ」とばっさり切られる始末。

 

しかしばっさり切られると、「なくないもんね!!」と、反抗期に突入、

今度はちゃんとデザイン画を型紙に起こして(一度目のは余り布で適当に切って縫った)、

型紙から正確にパーツを切り出し、縫い方も統一して

デザイン画を忠実に再現してみました。

 

忠実に再現しない方が良かったんじゃ?

 

という、さらに微妙なものが仕上がってしまいましたよこれいかに?

 

おかしい。

一応、デザイン画は自画自賛するくらい可愛かった。

はずなんだがなあ…

 

と、己が信じられなくなったので再び旦那様に見せれば、

「やめて」

とか言われる始末。

 

わかりましたよ。

ええ、やめてあげますよ。やめてあげんこともないですよ。はいはい。

というわけで、フェルト植物プレート計画はたった2枚でとん挫している状態です。

 

やめへんのかい!

 

という、往生際の悪い状態で放置してあるのは、悪いのは植物プレートという発想ではなく

七咲の技術だ!

という思いがあるからでしょうか。

このデザイン画からは、絶対可愛いのができるはず!と信じて疑わない七咲。

(そこに問題点はないのかどうか)

 

余所様のハンドメイドオークション関係を見回っていると、

七咲の出しているハンドメイドものなんて、幼稚園児のお遊戯の様!!

なので

 

「これを100円で売るのは、幸運の壷を100万で売るのと大差ないんじゃないか?」

 

と、毎回びくびくしながら出品しては取り下げて、とかいう事を繰り返してるんですが。

 

そういうわけで、わりと冷静に正しく己のレベルの低さを痛感しているがゆえに、

この人たちに、七咲のへっぽこなデザイン画を渡したら、

 

すばらしく素晴らしい仕上がりになるんじゃないのか?

 

という思いが捨てきれません。

 

七咲が10月屋としてやっていくためにこの先必要なのは、営業部長と、

職人さんだったようです。

 

(じゃあお前はなにするんだよ?ってな…)

 

 

 

  

あ、あとカメラマンも雇わないとな…

という思いがはち切れそうな写真3連投。毎度すみません。

 

そろそろ3月だからおひなさまでも作ってみる?と思い付き、

これも適当な余り布を適当に切りぬきしてつくったおひなさま。

 

この仕上がりに自棄にならずになんとする!という勢いで旦那様に見せれば

 

「何を作ってしまったかわかってんのか」

 

と説教される始末ですよ。うふ

 

(ええ解ってますよ。害ですよ、害。これを世に出したら公害ですよ)


新譜

2012年02月01日 | 今日の本棚

KOKIAのNewシングル3枚目!!

夕方から放映中のアニメ、起動戦士ガンダムAGEの挿入歌。

ガンダムは子供の頃から見たことがないのでよくは知らないんだが、
アムロとシャアという人がいるのは知ってる。
シャア専用。とか、殴ったね…!とかもバラエティでネタにされているので
まあそこそこ知ってる。

という程度。
だが連れが毎週録画してまで見ているので(ガンプラ好き)、

「KOKIAの挿入歌が流れたら教えてくださいやがれ」

と、毎週毎週お願いしておいた。(一緒に見てる時は良いんだが)

その日もさくっと録画を消去しようとするので、夕飯の支度を中断して
挿入歌は流れたか?と確認すると

「あ、そういえばなんか歌流れてたような…かも?」

とか、あやふやな返答をするので、鍋を振り回して巻き戻しさせた。

果たしてそのシーンで。

流れてるじゃねえか!
思いっきりKOKIAの歌がメインで流れてるじゃねえかよ!

と、とりあえずテレビの前で謹聴する。

ネットの試聴は短くてなにがなんだかわからん過ぎなので、
(実際、フルで聴くと全然イメージ違うがな!と言う事が多くないか?)
(あと、そこじゃねえ!試聴ならこっちのメロディを聴かせろ!とか思う)
テレビでそこそこ流れるならそれを聴いて購入するかどうか考えよう。

と思っていたがゆえの謹聴。
それを、連れは

「手嶌葵かと思った」

とかほざいてくれるので、

耳の穴かっぽじってとっくと聴けえ!!

と、もう一度巻き戻して(ボリュームを3つほどあげて)聴かせた。

確かにこの曲ではささやきボイスな歌い方だが、

てっしーのささやきボイスは神!

と崇拝している俺様なので(なにしろ一瞬で眠りにつける)、
それを間違うとはどっちにも失礼じゃろが!というファン心理に寄る。

その何週間か後の話でも、もう一度同じ挿入歌が流れた。
流れたんだが、ユリンがお亡くなりになってものすごい衝撃を受ける!

これユリンの歌なのに?!
まだCD発売されてないのにユリンが召されるってどういうこと?!
っていうか、ひそかにヒロインよりも好きだったのに!!マイガッッ!
(わりと横目でちまちま見てた)

そういうわけで、都合3回聴いたわけなのだが
あまりにも<おとなしすぎる挿入歌>というイメージだったので
(あと問題のユリンの方が衝撃的過ぎて)

これは買わなくていい方向だな

と、結論付けていた。

結論づけていたんだが、先の2枚をぽちった時に、例の如く密林は

このCDを買っている人はこれも買っています

と、頼んでもいないのに、他人様の嗜好動向まで教えてくれる。
そうするとなんかこう、2枚買うのも3枚買うのも一緒か。
という気分になって、つい買ってしまったというわけだ。
(ひたすらなげえ枕だったな、おい…)



*Memorial days

テレビで流れていた時は、ただただ「おとなしい曲」というイメージだったが
実際、フルで聴くとおとなしい中にも抑えきれない高ぶりがあって
それをまた編曲がぐいぐい聴かせてくる。

短めの曲なので挿入歌で流れたメロディがほぼ全てなんだが
こんなに気持ちの乗る曲だったかな…、と
3回聴いたにも関わらず「買わないでいいか」と結論付けた
己の浅はかさを呪ってやりたい。

いや、結果的に買ったわけだから呪わなくてもいいんだが。
いいんだが、安易にいらないとかいうのもどうかと思う。
人生は一度きりしかないんだしな。




*0からのはじまり

そしてカップリング。
Memorial daysを聴いてから続けて聴くと、泣きそうになる。
つーか泣く。
痛みと向き合うKOKIA節全開。

なんと、今回の3枚のシングル6曲中、一番好きだった!!

買わなくていいか、と思っていたシングルのしかもカップリングが
一番の神曲だったという事実。

人生何が起こるか(起こらないか)わからんな

と、取捨選択にも、いちいち全力で挑まねばならない戦慄を思う。
全神経を研ぎ澄まし、己の感性で最良の至宝を掴むべし!!

あ、感性といえば、これは鼻から水が出たほど好きな曲なんだが

「息さえも 吸えてない」

という表現は、もうちょっと言葉の選択でなんとか練れなかったのか…と
そこがひたすら惜しい。
個人的な感想としてはそこがなんかこうひっかかる…
(しかしそこはそれ、KOKIAの感性を認めると言う意味では
率直さを評価してはいるのだから仕方ない)



そういうわけで、3枚同時発売のシングルを購入したわけだが。
3月に、今までのシングルB面を集めたアルバムが出るらしい。

もちろん、抜かりなくぽちってきた。

はあ。幸せだ。