「がんに影響を受けるすべての人が,自分の力を取り戻せるように」を趣旨に掲げる,マギーズ東京さんを見学。総合プロデュース:佐藤由巳子,総合監修:阿部勤。
以前ウェスト・ロンドンのマギーズセンター(こちらはリチャード・ロジャース設計)を訪問して,その後東京にできた経緯や秋山正子さんのご講演を聴き,ぜひうかがいたいと思いつつ,身内の病気やらコロナやらなんやらですっかりタイミングを逃して,ついに!
マギースのガーデン・プロジェクトや周囲の明るく開かれたオープンスペース,これも東京の水辺の風景。
展示用ボックス建築の改修による,あたたかな内観。家具やファブリックの選定やコーディネートは佐藤さんが行う。
2棟の間にある「適度に狭く,適度に距離感のある」中庭が,安心感をもたらす。この絶妙な間合い,弱っているときにこの空気感はありがたいだろうと思う。
2棟は渡り廊下でつながっている。つながっているし,切れている。
キッチンのある,人が集まるところから距離を取っていられる場所。離れ。この縁の切り方が洒脱。
キッチンと事務所が置かれた,メイン棟。
「来訪者が自分でお茶など飲み物をいれる(マギーズはイギリス発祥なので,お茶を煎れる=その場の主,その場で主体的に振る舞う「自分」であるという象徴的行為)」は,いまはコロナの関係でご遠慮いただいているそう。
「約束なく,ふらっと来られる」も,いまは(密度コントロールやスタッフの体制を整えるため)一報連絡をいただいてから,として運営されているとのこと。
随所にコロナの影響もありつつ,「それでも」この場が開かれ,守られていることに素直に感謝したくなる。
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