建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

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居宅の延長としての宅老所の現況と展望に関する研究 地域性による位置づけとニーズの相違に着目して 06

2007-10-30 13:43:31 | □研究・設計業績(論文/プロジェクト等)

*主査(研究代表者)*

[住宅総合研究財団研究報告書より]

研究No.0616

居宅の延長としての宅老所の現況と展望に関する研究
−地域性による位置づけとニーズの相違に着目して−

主査 山田 あすか*1
委員 上野 淳*2, 松本 真澄*3, 井村 理恵*4, 佐藤 栄治*5

 本稿ではまず,全国の事業所へのアンケート調査,抽出事例でのヒアリング・観察調査によって宅老所・小規模多機能施設の全国的概況と運営実態,「宅老所はどのような特徴をもち,どのような人を対象に,どのように運営されているのか」を把握した。次に,地域特性を[都市・市街/都市・郊外/地方][駅近/駅遠]に分類し,独居・同居の別や就労など家族・介護者の状況,介護観,高齢者施設整備の状況,近隣他者との関わり方,など介護ニーズの地域差を生む要因を整理した。さらに,3地域5事業所の利用者の利用圏域や家族の状況等の詳細な調査をもとに,地域の特性と介護ニーズの関係,地域性に根ざした宅老所のあり方について考察した。

キーワード :1)宅老所,2)小規模多機能型居宅介護施設,3)地域性,4)在宅高齢者,5)弾力的な運営,6)介護ニーズの地域差,7)高齢者施設整備の状況,8)介護者・家族の状況,9)利用圏域

THE CURRENT STATE AND PERSPECTIVE OF TAKUROUSHO (SMALL SCALE NURSING HOME FOR THE ELDERLY)
— Differences of Roles and Needs According to Region —

Ch. Asuka Yamada
Mem. Jun Ueno, Masumi Matsumoto, Rie Imura and Eiji Satoh

In this study, we investigated the general conditions and the management of small-scale nursing homes and small-scale multifunction facilities throughout Japan. Using questionnaires, interviews and on—site observation, we examined the following points; 1) the current states of these facilities, 2) the characteristics of services provided, 3) the user’s qualities, 4) the actual condition of management. Furthermore, we considered the regionally-specific styles of these facilities based on location, the situation of user’s families, and care philosophy, care needs and so on.

 

関連する研究成果:

  1. 井村理恵,山田あすか,松本真澄,上野淳:通いを基本とする小規模高齢者介護施設の現状,利用者の滞在様態と空間構成に関する研究,日本建築学会計画系論文集 No.632pp.2091-20982008.10
  2. 山田あすか,佐藤栄治:小規模高齢者介護施設の運営様態と介護ニーズの地域差に関する研究,日本建築学会計画系論文集 No.633pp.2355-23632008.11

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