日本建築学会 地域施設計画研究シンポジウム。通称地域シンポ。終わりました〜
1月あたまのアブストラクト投稿,採択されたら3月の本論提出とその後査読対応というスケジュールで,卒論をこの時期までにまとめて出そう! という目標で研究をすすめていくため,うちではM1の発表が比較的多いです。
(テーマによっては,人間・環境学会やEDRA,建築学会学術講演大会,都市計画学会など分散するので全員ではなく)
今年は8題。集合住宅のDIY改修,高齢者施設のエンドオブライフケア,戸建て住宅の子育て要素,介護医療院,教育機能を起点とする共生コミュニティ,既存建物の活用による地方創生事業の地域拠点,ICUでの看護負担感。
お披露目できたのは一部分ではありますが,それでも日々の研究活動を反映して,医療・福祉・教育・居住,地方創生に共生ケアにと幅広い分野での発表題目の展開になりました。
幅広く展開して,毎年(卒論のレベルで)まとまった論文にまで仕上げるのはすごいねと,学生たちの成果が委員の先生方にお褒めいただいて嬉しかったです。(そう,うちの学生さんたちはすごいんですよ。みんな努力家です)
建築計画,特に施設計画では良くも悪くも制度の枠組みと完全に離れては語れず,制度は社会状況の変化や理念の進化に伴って変容していくものなので,必然,「建築計画」はその枠組み自体が日々更新されていきます。
(多くの分野もそのように自己刷新をしていると思います)
研究室のゼミは対象もフィールドも手法もそれぞれで,一人ひとり個別の課題に取り組む状況が報告され,相互の気づきや知見の援用を重ねて進んでいきます。ともすれば「とっちらかっている」ですが,そのように研究フィールドを幅広く構えて多様性・個別性・複層性のなかで研究を展開することが,新しい計画の枠組み,自己刷新の仕組みにつながっていると感じます。
いろいろな興味関心を持っている人々が集う環境に,個々の学生さんたちそれぞれに,改めて敬意を。
そろそろ前期も終わりです。今日もまた小さな一歩ずつです。
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