山口建設

社長の独り言

12年籠山行、、

2014年10月08日 05時20分48秒 | 日記

  最近、読んだ書物の中に出てきた言葉。

 

                12年籠山行、、

  難しい言葉、初めて聞く言葉ですが

 

           比叡山で最も難しい修行を表わす言葉です。

その意味は

            開祖伝教大師最澄上人の住まいである浄土院にただただひたすら宗祖に

            使えきる荒行

          最澄上人のご遺体がある浄土院にてあたかもそこに伝教大師がおられるように

          毎日、食事をお供えして掃除、読経 礼拝などのお勤めをする。

          これをたった一人山に籠もって、12年間修行するのが

                    

                           12年籠山行

          朝は3時30分起床、4時から1時間お勤め、5時に伝教大師への献膳

          これが終わると、阿弥陀如来への供養、「法華経」 「仁王経」「金光経」

          そして 600巻に及ぶ「大般若波羅蜜多経」

          10時にお昼の献膳があり、その後は境内の掃除

          その掃除を15時まで、16時から夕方のお勤め 17時に門を閉めて

          21時まで夜のお勤め、寝るのは22時  

 

          そんなお勤めを一人で12年間 その間たとえ親が亡くなろうとも

          病気になろうとも、一度 大師にお仕えしたら満行するか 死ぬか 

          どちらかの修行です。

          戦後 この荒修行に満行者となった人は僅か6人

 

           その6人目の人が

 

                

 

               

 

 

        穏やかのお顔をしてます。在家からお坊さんへ

        何度も何度も体力、精神力の限界を感じたが、もう一度、もう一度と

        心に念じ、あと、もう一回、もう一回と心に決めて挑戦、それを3回繰り返すと

        何故かこれが最期と思ってたのが次の世界へと扉が開く、、

        限界は本人が作る言葉。、

        本当の限界はもっと向こう側にある。

        ただひたすらに ただひたすらにこの道を極めることが大事ですね

            すべては己の心の中に、、、