山口建設

社長の独り言

好相行

2014年10月09日 06時37分20秒 | 日記

           比叡山の修行で籠山行を行う前に

 

                   好相行の修行

     好相行とは?仏に仕える身では心も清らかでなければならない。そこで仏法では

     仏法の作法で心を清め、感得した者だけが許される。その心の作法が好相行です。

    そして、好相とは仏様の姿が見える事ですので、つまり心が清めたら見えますので

    見えるまで修行する。

    その 修行方法は浄土院の拝殿の奥を幕で仕切り、中央に半畳のござを敷く。

    そこで「仏名経」に書かれてる3000の仏の名前を一仏一仏唱えながらお香を献じ、お            

    花を献じそして五体投地という礼拝をする。

    五体投地は仏教で一番丁寧な礼拝の仕方です、

    五体は頭、両肘、両膝、額。これを床につける。そして立って、又 体を床に折り曲げて

    礼拝をする。

    これを三〇〇〇仏ですから、一日三〇〇〇回。

    立ち上がり、礼拝して座って五体投地、また立ち上がり、、

    これを毎日。食事、排泄。沐浴以外はほとんどお堂にに入って礼拝。

    そして、眠ることも横になることも許されません。

    この、修行は仏様が見えるまでやめることができません。

    体が悲鳴を上げ始め、どんどん痩せていき、首が細くなり、頭が持ち上げることが

    出来ず、両足、両手は割れて血がにじみ出て、体がフラつき、礼拝の言葉も

    ままならず、ついには一人で立ち上がることもできなくなる。

    いつ、仏様に会うことが出来るのか

  

  歴代の万行者はだいたい30万回ほどで目の前に仏様が立つと言われてる。

    そして、どのように仏様が見えるのか、、

   仏様の姿は絵に書かれた姿ではなく三次元で光を放った姿でなければならないらしい。

   彼が仏様の姿を見たのは修行に入って三年でようやくお姿を見ました。

   途中、お医者様に止められ、死の目前まで追い込まれて また、挑戦、ただ ただ仏様の    

   お姿を見るため

 

 

                         

 

  そして、其のお姿が本物かどうかを満行した先輩に確認していただき、天台宗の最高位の

  天台座主猊下に報告して、初めて好相行が満行となる。

  好相行になれば果たしてどのように世界が変わるのか

  体の中心から泉のように湧いてくる喜び、周りの者がすべてキラキラと輝き、

  すべてに自分自身が溶け出し、宇宙と一体になる感覚が湧きだしてくるらしい。

 

  彼はその修業で自分の心を磨くという形ですが 我々は出来ません。

  どうすればいいのか

  我々は自分の仕事を通して心を磨く事です。

  正しい仕事、正しい考え、正しい生き方 すべて心のなかに仏様が宿ってます。