大和漢方堂ブログ

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阿修羅像に会いに

2017-05-03 16:31:57 | 日記

朝から良いお天気になりました

奈良興福寺の国宝特別公開を見に行きました

猿沢池から52段の階段を上がって

南円堂にお参りして 東金堂に参拝して

仮講堂に入ると

多聞天・持国天の勇ましいお姿が目に入り

居並ぶ仏様の中に [けんだつば][さから]の

可愛らしい御姿に見とれました

中央に大きな阿弥陀如来様が居られ

天燈鬼 龍燈鬼を見ていると

阿修羅像のはかなげな御姿が見えました

戦争の神様で[修羅場]の語源になったとか・・・

戦争のむなしさを悟ってこの様なお顔をされているとか・・

悟るには若すぎる 少年の様なお顔をされています

発願者の光明皇后の思いが表われていると聞きました

度重なる火災に八部衆のすべてが奇跡的に助かったけれど

五部浄像だけが上半身だけが残り

右肘から先が東京国立博物館蔵となっているそうです

一緒にしてあげる事は出来ないのでしょうかね~

 

興福寺西金堂は光明皇后が

母 橘三千代(藤原不比等の夫人)の1周期供養のために

天平6年1月11日に発願建立されたそうです

ん! 家の近くの飛鳥に[橘寺]が有ります

尊敬する三千代先生が橘寺が好きって仰ってた様な・・

光明皇后は病人のお世話をされたり 浴場を作って

治療をされた話を聞いた覚えが有ります

御后様がその様な事をされたのかと驚きました

遣唐使が仏教と共に薬草やお茶 食品の知識

度量衡等々を持ち帰ったので

お寺で病人の治療もされていた様です

 

興福寺を見てから奈良国立博物館に

[快慶展]を見に行きました

東大寺南大門両側の仁王様が

運慶・快慶と思っていましたが

金剛力士立像で[阿形]が快慶作で

[吽形]が運慶だそうです

阿吽(あうん)の呼吸はここから来たの?

 

安倍文殊院の獅子に乗った渡海文殊も

快慶によって作られたそうです

獅子の困った様な目と舌の出た口が

文殊様の厳かなお姿と対照的です

高野山の金剛峯寺の像や長谷寺の像

沢山のお寺の像を造られていました

[奈良仏像館]も見て回って 

沢山の仏様たちに出会えた一日でした

[舎利作]が有り 飛鳥大仏を造ったのが[舎利(とり)] 何か嬉しくなりました

 

 

 

 

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