余命

2024年03月22日 | 日記

余命


なるほど
余命を保つと言うのは
こういうことで
つまりは
余命を保つと言うことが
そろそろ難しくなってきていると言うことなのだ

日にちの経つのが 早い
土曜日は すぐにやってくる
昔は 一週間が長かった
刻の経つのが 長かった
老いぼれた今は 刻の経つのが早い
終わりに向けて 加速度を増しているような気がする

従兄弟たちが 次々と亡くなっていく
同窓会報の逝去欄に 覚えのある名前が増えていく
日本の未来が 暗く見える
若者たちの若さが くすんで見える
昔の日本を 懐かしんでばかりいる

生への執着が 薄れていく
父や母のことばかり 思い出す
父や母のあの頃が
あぁ そうだったのかと 
父や母の歳より老いた今となって 気付く

父や母のあの頃が
父や母の余命だったのだ
若者にも 余命はある
生まれたての赤ん坊にも 余命はある
老いぼれた私にも 保つ余命はある
その長い短いは 誰も知らぬことだ

自分はすでに 余命を生きたが
保つのが難しい私の余命も
眩しくはない若さの 今時の若者たちの余命より 
必ずしも 短いとは限らない



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