Don’t Get Sassy / Ray Brown Trio
峰純子のサドジョーンズとの共演アルバムはサドジョーンズに敬意を表してか、ジョーンズの「チャイルドイズボーン」をアルバムタイトルにしていた。
サドジョーンズの曲をタイトルにしたアルバムといえば、このレイブラウンのトリオもその一枚。ジョーンズの曲はメロディーが覚えやすい。バラードの代表格がチャイルドイズボーンとすれば、ファンキーな曲の代表がこのドントゲットサッシーだ。もちろんオーケストラの数多いレパートリーの中でも、初期のオーケストラから演奏されているサドメルの代表曲で、他のバンドでも演奏されることは多い。この浮き浮きするノリのいい曲は初めて聴いた時から自分もお気に入りの曲のひとつだ。
この曲はオーケストラの演奏でもライブだと一層盛り上がるが、このトリオのアルバムもライブ。ただし、普通のコンサートやクラブのライブではなく、スタジオにファンを入れてのスタジオライブだ。
エバンスのバンガードライブのように、クラブで話し声や食器の触れ合う音が入ったライブもいいが、プレーヤーと聴衆の間の何ともいえない一体感を作り出すのが目的であれば、このようなスタジオライブもいい方法だ。聴衆がいることでプレーする方も自然に気合が入ってくるのが伝わってくる。
レイブラウンはもちろんピーターソンとのトリオが長くて、そして有名だが、自分のトリオになってからもピアノは代々良くスイングするピアニストが務めている。Birdの映画のサントラに参加したのもモンティアレキサンダーと一緒だったが、Concordでもモンティーとのトリオが最初だった。
その後、バリーハリスに代わり、このベニーグリーンと続くが、どのトリオもやはりピーターソンと一緒のトリオのイメージがどこかに残っている。良くスイングするピアノにはやはりレイブラウンの図太いベースが一番似合うということだろう。
このアルバムも、タイトル曲“Don’t Get Sassy”でスタートするが、続く“Everything I Love”ではしっとりバラードを。”Tanga”では、これでもかという程の急テンポの挑戦。ドラムのジェフハミルトンの切れの良いドラムを含めて否が応でもスタジオは盛り上がる。その後もブルースあり、じっくり聴かせる“Good Life”ありで、最後はエリントンメドレーで締めくくる。選曲もバランスがとれていて、丁度1ステージが程よく纏まっていて実際のライブを聴いているようなアルバムだ。
エリントンといえば、先日聴きにいってマイクプライスオーケストラのエリントン特集のライブが、今週金曜日にもう一度行われる。会場は、今度は新宿のSomeday。
丁度連休にかけて連日ビッグバンドが登場するのでサムデイには何日か行くことになりそうだが、時間がとれればこのマイクプライスはもう一度聴きにいってみたい。
**************************************
2012年4月27日(金)マイク・プライス・ジャズ・オ-ケストラ
スミソニアンジャズ ライブ
デューク・エリントンのハレーム組曲を演奏します!
“A TONE PARALLEL TO HARLEM”
今回の演奏は、新たに準備したエリントン作曲の"FRUSTRATION."を 宮本大路(bs)のソロで演奏します。 ハリー・カーネイがデューク・エリントンとレコ-ディングして以来50年、恐らく今回が最初の演奏となります。日本でこの曲が演奏されるのが初めてであることは間違いありません。この曲だけでなく"A Tone Parallel To Harlem" and "Tattooed Bride!"もです!
アメリカワシントンDCにあるスミソニアン協会によって催される
広く世に知れた「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」において、
「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」について
click on Jazz Appreciation Month
UNESCO
国連の教育科学文化機関 ユネスコ本部 が今週を国際ジャズデイとしてスポンサ-になっています。
東京での私たちの演奏もその一つに含まれています!
どうぞこのリンクをご覧ください。
日時 4月27日(金)
19:45~、21:15~
場所 サムデイ (新宿)
Tel 03-3359-6777
新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
地図 http://someday.net/shinjyuku.html
ミュージックチャージ 3,465円
メンバ-
大山日出男(as, clar)
土井徳浩、(as, clar)
川村裕司(ts)
岡崎正典(ts)
宮本大路(bs)
佐久間勲(tp)
田中哲也(tp)
高橋一光(tp)
今里通夫(tp)
西山健治(tb)
内田光昭 (tb)
堂本雅樹(btb)
井上祐一 (p)
佐瀬正(b)
稲垣貴庸(d)
マイク プライス (tp, flug, cond)
http://www.mikepricejazz.com
是非 お越しください !
************************
1. Don't Get Sassy Jones, Lewis 5:33
2. Ev'rything I Love Porter 5:19
3. Kelly's Blues Peterson 6:39
4. Tanga Bauza 4:07
5. When You Go Brown 6:06
6. Brown's New Blues Brown 7:35
7. The Good Life Distel, Reardon 8:07
8. Con Alma Gillespie 9:03
9. Ellington Medley: Rain Check/In a Sentimental Mood/Squatty Roo Ellington, Hodges, Strayhorn 10:43
Ray Brown (b)
Benny Green (p)
Jeff Hamilton (ds)
Produced y Elaine Martone
Recording Enginner : Jack Renner. Joseph Magee
Recorded at Signet Sound, Studio A,West Hollywood, California. April 21-22 1994
峰純子のサドジョーンズとの共演アルバムはサドジョーンズに敬意を表してか、ジョーンズの「チャイルドイズボーン」をアルバムタイトルにしていた。
サドジョーンズの曲をタイトルにしたアルバムといえば、このレイブラウンのトリオもその一枚。ジョーンズの曲はメロディーが覚えやすい。バラードの代表格がチャイルドイズボーンとすれば、ファンキーな曲の代表がこのドントゲットサッシーだ。もちろんオーケストラの数多いレパートリーの中でも、初期のオーケストラから演奏されているサドメルの代表曲で、他のバンドでも演奏されることは多い。この浮き浮きするノリのいい曲は初めて聴いた時から自分もお気に入りの曲のひとつだ。
この曲はオーケストラの演奏でもライブだと一層盛り上がるが、このトリオのアルバムもライブ。ただし、普通のコンサートやクラブのライブではなく、スタジオにファンを入れてのスタジオライブだ。
エバンスのバンガードライブのように、クラブで話し声や食器の触れ合う音が入ったライブもいいが、プレーヤーと聴衆の間の何ともいえない一体感を作り出すのが目的であれば、このようなスタジオライブもいい方法だ。聴衆がいることでプレーする方も自然に気合が入ってくるのが伝わってくる。
レイブラウンはもちろんピーターソンとのトリオが長くて、そして有名だが、自分のトリオになってからもピアノは代々良くスイングするピアニストが務めている。Birdの映画のサントラに参加したのもモンティアレキサンダーと一緒だったが、Concordでもモンティーとのトリオが最初だった。
その後、バリーハリスに代わり、このベニーグリーンと続くが、どのトリオもやはりピーターソンと一緒のトリオのイメージがどこかに残っている。良くスイングするピアノにはやはりレイブラウンの図太いベースが一番似合うということだろう。
このアルバムも、タイトル曲“Don’t Get Sassy”でスタートするが、続く“Everything I Love”ではしっとりバラードを。”Tanga”では、これでもかという程の急テンポの挑戦。ドラムのジェフハミルトンの切れの良いドラムを含めて否が応でもスタジオは盛り上がる。その後もブルースあり、じっくり聴かせる“Good Life”ありで、最後はエリントンメドレーで締めくくる。選曲もバランスがとれていて、丁度1ステージが程よく纏まっていて実際のライブを聴いているようなアルバムだ。
エリントンといえば、先日聴きにいってマイクプライスオーケストラのエリントン特集のライブが、今週金曜日にもう一度行われる。会場は、今度は新宿のSomeday。
丁度連休にかけて連日ビッグバンドが登場するのでサムデイには何日か行くことになりそうだが、時間がとれればこのマイクプライスはもう一度聴きにいってみたい。
**************************************
2012年4月27日(金)マイク・プライス・ジャズ・オ-ケストラ
スミソニアンジャズ ライブ
デューク・エリントンのハレーム組曲を演奏します!
“A TONE PARALLEL TO HARLEM”
今回の演奏は、新たに準備したエリントン作曲の"FRUSTRATION."を 宮本大路(bs)のソロで演奏します。 ハリー・カーネイがデューク・エリントンとレコ-ディングして以来50年、恐らく今回が最初の演奏となります。日本でこの曲が演奏されるのが初めてであることは間違いありません。この曲だけでなく"A Tone Parallel To Harlem" and "Tattooed Bride!"もです!
アメリカワシントンDCにあるスミソニアン協会によって催される
広く世に知れた「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」において、
「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」について
click on Jazz Appreciation Month
UNESCO
国連の教育科学文化機関 ユネスコ本部 が今週を国際ジャズデイとしてスポンサ-になっています。
東京での私たちの演奏もその一つに含まれています!
どうぞこのリンクをご覧ください。
日時 4月27日(金)
19:45~、21:15~
場所 サムデイ (新宿)
Tel 03-3359-6777
新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
地図 http://someday.net/shinjyuku.html
ミュージックチャージ 3,465円
メンバ-
大山日出男(as, clar)
土井徳浩、(as, clar)
川村裕司(ts)
岡崎正典(ts)
宮本大路(bs)
佐久間勲(tp)
田中哲也(tp)
高橋一光(tp)
今里通夫(tp)
西山健治(tb)
内田光昭 (tb)
堂本雅樹(btb)
井上祐一 (p)
佐瀬正(b)
稲垣貴庸(d)
マイク プライス (tp, flug, cond)
http://www.mikepricejazz.com
是非 お越しください !
************************
1. Don't Get Sassy Jones, Lewis 5:33
2. Ev'rything I Love Porter 5:19
3. Kelly's Blues Peterson 6:39
4. Tanga Bauza 4:07
5. When You Go Brown 6:06
6. Brown's New Blues Brown 7:35
7. The Good Life Distel, Reardon 8:07
8. Con Alma Gillespie 9:03
9. Ellington Medley: Rain Check/In a Sentimental Mood/Squatty Roo Ellington, Hodges, Strayhorn 10:43
Ray Brown (b)
Benny Green (p)
Jeff Hamilton (ds)
Produced y Elaine Martone
Recording Enginner : Jack Renner. Joseph Magee
Recorded at Signet Sound, Studio A,West Hollywood, California. April 21-22 1994
Don't Get Sassy | |
Ray Brown | |
Telarc |