The Ed Bickert 5 at Toronto’s Bourbon Street
前回ローズマリークルーニーのアルバムを紹介した時に、録音場所がカナダのトロントであったのに引っ掛かった。
バックはいつものコンコルドオールスターズ、そしてアルバム自体は彼女がその頃続けていた作曲家シリーズ.
ハリウッド住まいの彼女にとって本来であれば本拠地でじっくり録音してもいいアルバムなのに、何故カナダで録音したのか?
気にはなったが、そのまま特に調べもしなかった。
このアルバムの主役はその時ギターで参加していたEd Bickert、地元トロントのプレーヤーだ。
そういえば、ロージーのアルバムでバックのオールスターズのギターがいつものカルコリンズでは無くこのビッカートであった。改めて、このアルバムのライナーノーツを見直したが、このビッカートが参加した理由、何故トロントなのかも分からなかった。
ロージーのセッションを終えたバックを務めたオールスターズの面々は、このビッカートとセッションを持つことになった。せっかく共演したのに、レコーディンだけではもったいないということに相成ったようだ。
ピアノのマッケンナは他の仕事があって参加できなかったが、他のメンバーは皆揃ってビカートと共に地元のクラブでのライブへ、その模様が収録されたのがこのアルバムだ。
このビッカートというギタリスト、今回のコンコルドに登場する以前の活動を自分は全く知らなかったが、ポールデスモンドのクループに加わったこともあったようで一応メジャーデビューは果たしたギタリストだ。
メジャー経験は少なくても地元トロントではファーストコールのスタジオミュージシャン、地元に訪れる有名ミュージシャンとの共演経験は豊富であった。レコードしか聴く機会がない我々にとっては、地元では有名でもローカルのミュージシャンは縁遠い存在だ。
世の中には無名であってもファンは必ずいるもので、詳しく知りたい方はこちらで。
アルバムの数は少なくても、今ではネットでその実力の程は窺い知ることができる。
ちなみに、YouTubeにはたくさん映像が残されている。
コンコルドはオーナーのカールジェファーソンがギター好きのせいか、ギターに関してはべテラン、新人を問わず多くのミュージシャンが登場するが、このビッカートもその一人に加わった。
実は、この1983年にはカルコリンズは世界中を駆け巡っていたコンコルドでの活動を離れ、地元に戻ってしまっていた。オールスターズに欠かせないギターが不在であったということも、このビッカート起用の理由のひとつだったかもしれない。
このセッションは結果的にピアノレスになったせいか、ハミルトンやバッシェのバックを務めるビッカートのギターの刻むリズム、そしてバッキングが良く分かるが、自分の素人耳にも只者ではないことが良く分かる。
トリオでの演奏も2曲あり、ジャズでは珍しいフェンダーのtelecasterでのプレーをたっぷり楽しめる。
1. Swingin' Along on Broadway Buck Clayton 5:37
2. I'll Wait and Pray George Treadwell / Gerald Valentine 7:03
3. Change Partners Irving Berlin 5:56
4. Limehouse Blues Philip Braham / Douglas Furber 6:05
5. Walk It Off Sidney Miller-Inez James 5:28
6. Goodnight My Love Mack Gordon-Harry Revel 5:38
7. Sophia Illinois Jacquet-Harry Edison 6:29
8. The Walker Coleman Hawkins-Roy Eldridge 6:18
Ed Bickert (g)
Scott Hamilton (ts)
Warren Vache (cor)
Steve Wallace (b)
Jake Hanna (ds)
Produced by Carl Jefferson
Engineer : Phil Sheridan
Recorded live at Bourbon Street, Toronto, Ontario, Canada January 1983
Originally released on Concord CJ-216
前回ローズマリークルーニーのアルバムを紹介した時に、録音場所がカナダのトロントであったのに引っ掛かった。
バックはいつものコンコルドオールスターズ、そしてアルバム自体は彼女がその頃続けていた作曲家シリーズ.
ハリウッド住まいの彼女にとって本来であれば本拠地でじっくり録音してもいいアルバムなのに、何故カナダで録音したのか?
気にはなったが、そのまま特に調べもしなかった。
このアルバムの主役はその時ギターで参加していたEd Bickert、地元トロントのプレーヤーだ。
そういえば、ロージーのアルバムでバックのオールスターズのギターがいつものカルコリンズでは無くこのビッカートであった。改めて、このアルバムのライナーノーツを見直したが、このビッカートが参加した理由、何故トロントなのかも分からなかった。
ロージーのセッションを終えたバックを務めたオールスターズの面々は、このビッカートとセッションを持つことになった。せっかく共演したのに、レコーディンだけではもったいないということに相成ったようだ。
ピアノのマッケンナは他の仕事があって参加できなかったが、他のメンバーは皆揃ってビカートと共に地元のクラブでのライブへ、その模様が収録されたのがこのアルバムだ。
このビッカートというギタリスト、今回のコンコルドに登場する以前の活動を自分は全く知らなかったが、ポールデスモンドのクループに加わったこともあったようで一応メジャーデビューは果たしたギタリストだ。
メジャー経験は少なくても地元トロントではファーストコールのスタジオミュージシャン、地元に訪れる有名ミュージシャンとの共演経験は豊富であった。レコードしか聴く機会がない我々にとっては、地元では有名でもローカルのミュージシャンは縁遠い存在だ。
世の中には無名であってもファンは必ずいるもので、詳しく知りたい方はこちらで。
アルバムの数は少なくても、今ではネットでその実力の程は窺い知ることができる。
ちなみに、YouTubeにはたくさん映像が残されている。
コンコルドはオーナーのカールジェファーソンがギター好きのせいか、ギターに関してはべテラン、新人を問わず多くのミュージシャンが登場するが、このビッカートもその一人に加わった。
実は、この1983年にはカルコリンズは世界中を駆け巡っていたコンコルドでの活動を離れ、地元に戻ってしまっていた。オールスターズに欠かせないギターが不在であったということも、このビッカート起用の理由のひとつだったかもしれない。
このセッションは結果的にピアノレスになったせいか、ハミルトンやバッシェのバックを務めるビッカートのギターの刻むリズム、そしてバッキングが良く分かるが、自分の素人耳にも只者ではないことが良く分かる。
トリオでの演奏も2曲あり、ジャズでは珍しいフェンダーのtelecasterでのプレーをたっぷり楽しめる。
1. Swingin' Along on Broadway Buck Clayton 5:37
2. I'll Wait and Pray George Treadwell / Gerald Valentine 7:03
3. Change Partners Irving Berlin 5:56
4. Limehouse Blues Philip Braham / Douglas Furber 6:05
5. Walk It Off Sidney Miller-Inez James 5:28
6. Goodnight My Love Mack Gordon-Harry Revel 5:38
7. Sophia Illinois Jacquet-Harry Edison 6:29
8. The Walker Coleman Hawkins-Roy Eldridge 6:18
Ed Bickert (g)
Scott Hamilton (ts)
Warren Vache (cor)
Steve Wallace (b)
Jake Hanna (ds)
Produced by Carl Jefferson
Engineer : Phil Sheridan
Recorded live at Bourbon Street, Toronto, Ontario, Canada January 1983
Originally released on Concord CJ-216