アンコウ物語

徒然なるままに

シラス漁

2013-09-03 17:16:38 | 自然・季節

朝日を浴びて漁船が航行しています。何艘もの漁船が金色の波の上を
全速力で漁場に向かっています。朝7時には漁港に戻って来ました。
近海のシラス漁です。シラスは鮮度が直ぐ落ちるため、水揚げ作業は
時間との勝負です。波止場に横付けされた漁船から漁協婦人部の人達に
よってシラスが次々と水揚げされます。漁船から引き揚げる時に魚籠から
こぼれたシラスが海面に落ち、それをめがけて数百匹のハナダイの群れが
集まって来ます。市場に集められたシラスはあっと云う間にセリ落とされ
箱詰めにされて加工場に運ばれて行きました。

この漁港で水揚げされるシラスは原発事故以来、放射能は全く検知されて
おらず、国の魚類の基準値100Bq/Kgを一度も超えることはありませんでした。
原発事故直後に試験操業で獲れたコウナゴに基準値をやや上回る数値が
出たため、風評被害もあり自主規制でシラス漁は中止しておりました。何度も
試験操業を繰り返し一度も基準値を超えることがなかった為、2013年5月7日に
シラス漁を再開しました。再び新鮮な生シラスや釜揚げシラスが楽しめるように
なりました。

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