※ 2020年シーズンはキャンプ泊営業のみとなります。素泊まりを含む、小屋宿泊はご利用頂けません。どうぞご了承ください。
※ ９月１９日（土）、２０日（日）のテント泊は定員に達しました【新規予約不可】
完全予約制キャンプ泊予約フォーム 【２０２０年シーズンの最終ご利用可能日は１０月１０日（土）夜のテント泊までになります】
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午前6時の外気温が9℃。そして一時間後、午前7時の気温がさらに１℃下がって８℃。強烈ではありませんでしたが秋の放射冷却、ジワジワきています。
今日は一日を通して安定した天気予報だったので、冬季小屋の屋根でペンキ塗りを一気に進めました。その間、小屋受付（売店）はスタッフ不在となるのですが、槍平小屋では究極の”性善説”に基づいた”セルフ精算方式”を採用し、お客様ご自身で料金箱へ購入品の代金を入れて頂いています。今日は月曜日とは思えない人通りの多さでしたが、その中で外国人グループの方がいらっしゃいました。「アナタ、スタッフデスカ？」と、屋根でペンキを塗っていた更新担当に向かって千円札を差し出す方が。ジュースを二本買われたようで、「あ、売店の説明書き、日本語だけだったからなぁ」と、お釣りを取りに行くことを伝えると、「ノーノー！ チップ！チップ！」と、お釣りを受け取らずに登っていかれました。念のため申し上げますが、皆様、槍平小屋でのお買い物にはチップ不要です！
その代わり、というのもおかしな話かもしれませんが、トイレ利用料金のお支払いだけは忘れずにお願いしたいと思います。屋根の上からほぼ丸一日見ていると、トイレの建物に出入りする方の人数はだいたいわかります。そして夕方、料金箱を確認すると、「？」ということも。お食事中の方には申し訳ないのですが、少し想像してみて頂きたいと思います。登山中、ご自身のオシッコをペットボトルに詰めて、ウ〇コはタッパに詰めて、それをザックに入れて歩き続けることを。それをせずに済む対価が、山小屋トイレの利用料金になります。そしてご存じのように、小屋スタッフによって汲み取りされたし尿は、高騰するヘリ運賃もかけて下界へ降ろし、処理しています。「街だったら、どこでもタダじゃん」、「今、小銭ないし・・・」などのお考えがもしも浮かばれましたら、どうぞその時はこの話を思い出して下さい。２０２０年の今も”性善説”で運営されている場所がある、ということを良い意味で面白がって頂き、皆様もその大切な構成要素として参加して頂ければ、みんなハッピーになれる気がしています。ここまで書いてみて、「なんか、ジョン・レノンっぽい？」と自覚しつつ（笑）、でもきっと、そう思って下さる方もほかにいらっしゃると確信もしているところです。
それでは本日の気象情報。
午前6時。
午後6時。
