豆粒家の楽しい毎日

旧豆太郎と粒太郎ブログ。チワワのほっちゃんと雑種の五郎、田舎へ単身で移住してスローライフを楽しんでます。

豆太郎、最期のとき。

2014年06月11日 13時11分10秒 | ぼくらの毎日
豆ちんが亡くなって、10日です。

皆様からたくさんのコメントを頂きましたことを感謝し、御礼申し上げます。


さて、そろそろみなさんに

豆ちんの最期のときのことをお話ししなくてはいけません。

みなさんには愛犬の最期をどう受け止め、何をしてやるかを考える材料にしてくれたら…そう思っています。


⬆︎亡くなる3日前の豆ちん


豆ちんは、心臓弁膜症でした。

先天性ではなく、加齢によるものです。

ですから、年々そして日に日に悪くなることは承知していました。

弁膜症の多くは、最後に呼吸ができなくなり死に至るということも知っていました。

できるだけ最期は苦しませず逝かせてあげたい。そう思うのは、飼い主なら誰でも思うことです。

その選択肢は二つあり、一つは、苦しい兆候がみられたらすぐに受診し、あらゆる治療をほどこし、延命につなげる。

もう一つは、延命治療はせず自然にそのともし火が消えるのを見守る。

苦しい選択でしたが、私は後者を選びました。


もし、最後にもがき苦しむことがあっても、この選択肢を選んだ以上どんなことがあっても受け止め、そばにいてやろうと誓いました。


亡くなる2週間前から、徐々に呼吸が浅くなっていった豆ちん。

時々、つらそうに咳き込んだり、空えづきしたりと良くない症状が続き、1週間前には、ゼロゼロと胸が鳴り始めました。

3日前から食事も出来なくなり、立ち上がるのもやっと…

2日前には、お水をシリンジで飲ませてやると少し元気な顔つきになりましたが、もう立ち上がる体力はない感じでした。

前日、トイレにも立てなくなったので、抱っこして庭へ連れて行くと、下ろしてやった場所で立ったままオシッコ(苦笑)、何歩か進んで下痢。

この日、私は仕事が休みだったので、ずっと一緒に過ごしました。悲しみはこらえて、いつも通り笑顔で「豆ちん♪」の声かけ。

そして、この夜

いつもならぐっすり寝ていて起きない私ととーちゃんですが、豆ちんが歩いて起こしに来たんです。

それも、絶対起きる方法で。

私の布団にオシッコ散布ですよ(笑)

で、豆ちんを見ると苦しそうに歩いているので、背中をさすってやりましたが
どうにも息をするのか苦しい様子でした。

この時、私は最期のときだと悟りました。

そっと抱き上げ、苦しさを紛らわせるように背中をさすってやり、
「大丈夫だよ」と声をかけてやるとこの時を待っていたかのように
程なく、息を止めてしまいました。

私の腕の中で、とーちゃんにも見守られながら、豆太郎はこの世を去りました。




私は本当に、いい飼い主だったのか。

豆太郎のために選んだ選択肢は、間違っていたんじゃないか。

そんな後悔で、頭がいっぱいでした。

が、つばさ(娘)に言われました。

「豆ちんは我慢強いから、苦しい時とか痛い時でも我慢できるコだった。だから、いっぱい治療してこれ以上我慢させて何日か生き延びるより、これでよかったんだよ。」

豆太郎が本当に望んだことは何なのか、それはわからないけど…
多分、治療を選択していても同じように後悔するんだろうな。そう思いました。

答えは出ないけれど、もうこれ以上考えるのは終わりにしました。


ペットロス・シンドロームになる理由は
またまた二つ、一つは後悔、もう一つは寂しさ。
この二つを吹っ切れないと前に進むことはできません。
みなさんも要注意ですよ!


さて、豆ちんに作った最後のお弁当。




きっと、虹の橋の上に腰かけて

頬ばっているでしょうね。



最後まで私を成長させてくれた豆太郎。

ありがとう

豆ちん、安らかに・・・







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