今シーズンは昨年の12月から定期的に観察を続け、前回12/30には巨大な氷の滝壺生成のメカニズムを解明することが出来た。その後1月の観察が出来なかったがこの程例年と大きく変わりない造形を確認し、安心した。今年は極端に積雪が少なく、それは奥長倉避難小屋の屋根の出ている部分でも確認出来る。この時期屋根の三角部分だけが少しだけ出ているのが通常なので、3m以上は少ない。滝壺の谷も埋まり切っておらず沢筋が見えている事でも分かる。しかし氷の滝壺は一回り小さく感じるが、それほど極端に低いという事は無かった。
小屋の裏側の窓は例年は埋まっている事からも積雪が少ない事が分かる。
出発時、麓では雨で濃霧だったが高度を上げて行くと雪に変わり、しかり場を過ぎるころは朝日も射し丸石谷のガスも消え始めた。
百四丈を見に行くにはこの威圧感の有る美女坂を突破しなければならないが、今日の美女坂は雪も安定していて、今までで一番登り易かった。
美女岩を見下ろすこの辺りから美女の頭までが核心、氷化していると気が抜けない。目附谷の支流、立尾谷底まで一気に滑落の恐れあり。
清浄ヶ原と百四丈滝
四塚山と天池室までの稜線
お疲れ様でした。
ブログご覧いただきありがとうございます。
今年の中宮温泉(中宮道登山口)へのアプローチは土砂崩れの影響で、状況がまだ分かりません。ホワイトロード岐阜県側から北縦走路の登山口三方岩へは影響ないと思われます。四季を通じて白山にお越しください!