2年前にも山祭りについて書きましたが、12月9日は山祭りです。この日は林業や木材に関係する人々は、山の神仏に感謝する日とされています。大抵、山祭りの日は天候が荒れるので、山仕事をしてはならんと言われてきましたが、近年はそう厳格に守られる事も無くなりつつ有るようです。今年の山祭りは見事に晴れ渡り、加賀の海岸からも真っ白に雪を被った白山を拝む事が出来ました。誠に有り難い、穏やかな日でした。山祭りは年2回、3月9日にも有りますが12月から3月までの厳冬期の雪山は、たやすく人を寄せ付けない大変厳しい気象状況となります。また冬場に限らずとも、高山帯では登山中様々な試練が待ち受けています。「火の車 作る大工は 有らねども 己が作りて 己が乗り行く」という短歌が有りますが、山は雄大にして寛容です。山の神仏は人に罰など与えません。山に試されているのではなく、自らが挑んでいるのです。年2回の山祭りにはぜひ登山者も初心に帰り、山への感謝と安全を祈願する日としてはいかがでしょうか?
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