私がラップランドに行くようになったのは2007年のニュースがきっかけだった。その年は2月に北極圏で雨が降り、その後大地が凍ってトナカイが餌となるコケを食べられず数千頭が餓死するというものだった。今年も現地の報道を見ていると、雪の下の大地が凍っていて餌を食べらせないトナカイの被害が増えて、23地区のサーメビレッジから災害保険の申請が出されているというものだ。知り合いのトナカイ組合のボスに連絡した所、彼の地域は大丈夫という事だった。しかし昨年は夏から秋までとにかく雨が多かったそうだ。晩秋まで降り続いた雨で大地に水が浮いた状態で冬になったので雪の下が凍りついてしまったのかも知れない。いずれにしても気象変動の影響であろう。温暖化にまつわる気象変動は地球上のどこでも起こり、先ず極地で生きる生命が危機にさらされる。そして何千年もトナカイと暮らしてきたサーメの生活スタイルも変えてしまう。
http://nsd.se/nyheter/beteskris-for-renarna-i-norrbotten-nm4738188.aspx
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