パレットⅡ

ライブのお知らせと。
2010年~2016年の記録です。

気仙沼南町バレンタイン再開店ライブ

2011-11-12 05:30:00 | ライブ日記
朝5:30西岡さんとタクシーで新神戸へ。
予定より一本早い、始発の「のぞみ」で東京へ。
途中下車して筋煮込み丼のお弁当を買う。
東北新幹線で一関へ。


綺麗な紅葉の景色を見ながら、大船渡線で気仙沼駅に14:00前に到着。
タクシーで避難所になっている紫会館に向かう。


気仙沼南町1区の自治会長で、紫会館避難所の運営もされている千葉さんに挨拶にいく。
東大が集めたボランティアが40名ほど居るので、彼らの食事が終わったら、とりあえず歌ってくれとのこと。
気仙沼復興商店街の小野寺さんに紹介してもらう。
2曲ということで、「ひだまり」と「霧笛の町」を歌う。
学生たちは静かに真剣に聞いてくれた。


15:00過ぎ坂を下り、バレンタインへ。
瓦礫こそ片づけられているが、まさに、被災地域のど真中。
建設中の復興商店街を見ながら到着。
先ずは、熊谷さんにご挨拶。
それから、廣野さん、小田さんと、皆さん初対面。
セッティングの間、ぼくは近所を一周する。




地盤が下がっているので、満潮になるとこの辺りは浸水する。
まさに海抜0メートルである。
道路は浸水を防ぐために、60センチほどかさ上げしてある。


11/12
19:00~22:00
場所 宮城県気仙沼市 南町「バレンタイン」 

会費 2,000円(ワンドリンク付き)

開場   18:30
開演   19:00~ フォークドリーマーズ
     19:20~ フラワーフォークユニット
     19:40~ 矢谷トモヨシライブ
     20:20~ 尾形和優ライブ
     20:50~ 50’sバンド
     21:20  全員で
お問い合わせ:090-5236-3497


今夜のバレンタインは久しぶりの音楽を楽しみにしていた、仲間たちで満員。
三陸ひまわりの会の三浦さんが受付をしてくださっている。
19:00廣野さんの司会で、熊谷さんの挨拶からスタート。


トップバッターは廣野さんのフォーク・ドリーマーズ。
「戦争を知らない子供たち」「プカプカ」などのフォークの名曲を演奏。

廣野さんはダンディーで格好いい。



二番手は小田さんとボーカルの加藤きよこさんのユニット、フラワー・フォーク・ユニット。
「この広い野原いっぱい」などの懐かしい歌。
途中からキーボードの松本さんとドラムの伊藤さんが加わり4人編成になって「悲しくてやりきれない」。
最後にはるかのひまわりの歌「サンフラワー」を演奏。


小田さんの的確なディレクションと加藤さんの歌、最強です。



そして、小田さんに紹介してもらって僕の出番。
「ひだまり」
「夏の坂道」
そして、僕を気仙沼に連れてきた「霧笛の町」


「大陸の風」
「にじます」
最後はみなさんにも声を出してもらって「未来の子どもたちへ」
アンコールを頂いたので「グットバイ&グットナイト」を歌わせて貰った。
病気のおかげで、歌いにくかったりハーモニカが吹けなかったりした。
演奏自体は満足のいくものでは無かったけど、とても良い雰囲気で一体感のあるライブだった。

そして、今夜のスペシャルゲスト。
尾形和優さん。
熊谷さんはじめ今夜の演奏者とも幼なじみで、ラジオ番組を持つ有名なシンガーソングライター。
勿論、今夜はお忍びでのライブ。
ベースは熊谷さん。
ピアノはバークレーの留学中で一時帰国している、ゆうこちゃん。
ギターは斉藤洋介さん。
尾形さんはお話し、歌、ピアノと総てがハイセンスなエンターティナー。
熊谷さんのベースも歌う歌う!!
ゆうこちゃんも斉藤くんもアメリカ仕込みのテクニックとパフォーマンスで、最高潮に盛り上がった。
間近でこれだけの内容の演奏をみせてもらえて感動!!
恐るべし気仙沼。


そして、いよいよトリは50'sバンド。
ベンチャーズや加山雄三の曲を演奏。
ギターは田中さんとくずさんベースの小田さんとドラムの4人組。
還暦を期に結成したとのことでした。
しかし、幼なじみが集まってのバンド、楽しいし息もぴったりだし、もう少しスペースが有ったら踊りたいところだった。
田中さんのギターソロには度肝を抜かれた。


小田さん曰、気仙沼にはまだまだたくさんのことがバンドがあるとのこと。
どこまで凄いねん!!
気仙沼!!

終わった後、みなさんから暖かな声をかけていただきました。

「震災から復興を遂げた神戸のことは、私たちの希望の光なのです」と言われた女性の言葉が印象的だった。
僕は気仙沼のその日まで、神戸から思いをひとつにして寄り添い続けようと思います。
そして、また歌いに来させて貰います。

終了後、バンドの面々と打上。
治療中で酒を飲んでなかったのだけど、今夜だけはビールを一杯いただきました。

お疲れ様でした。