鎌倉八百ヶ谷戸

鎌倉の街はそのものが環境遺跡

善財 一 写真集

川名清水谷戸の小道で

2021-07-31 07:12:34 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

 

まだ川奈清水谷戸を歩いている。

谷戸の両端には小道があり、谷戸の奥まで続いている。

かつての水田は放置されて久しく、ススキなどの雑草がはびこっている。

蓮田と異なる一方の小道を奥へ。

小道の水田側に一叢の杉が立っている。

谷戸は山際まで掘削されているため、山際は切岸のようだ。

元来の自然の山際は複雑に出入りしていたものだが、掘削して道なりをなだらかにした。

そのために水田側に杉の木立がある、とも思えない。

人間が手を付けてはいけない場がある。

土地の神の降りる場。

山そのもの、あるいは大きな岩や樹木が神で、それを動かすことは禁忌とされてきた。

一叢の杉は、そのような存在かも・・・。

鎌倉の山際に、多くの祠が遺されているのがよい例だ。

常と異なる景色に出会うと、いろいろ考えてしまう。

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿