《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)
天園から獅子岩の脇を降りて獅子舞に出る辺り。
長い間に侵食された脆弱な岩相。
かなり急な坂道が天園まで続いている。
さて、この古道はどのように利用されていたのだろうか。
山を越えた先はゴルフ場で、昔の景色は求められない。
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天園から獅子岩の脇を降りて獅子舞に出る辺り。
長い間に侵食された脆弱な岩相。
かなり急な坂道が天園まで続いている。
さて、この古道はどのように利用されていたのだろうか。
山を越えた先はゴルフ場で、昔の景色は求められない。
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久木の谷戸の最奥
この辺りは、今でも夏場に藪を分け入ることがためらわれる。
ハイキングコースにさえ、マムシに注意の立札が出ることがあるのだ。
冬場だけの観察。
冬であれば木々の葉も落ちて写真が撮りやすい。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)
ハイキングコースの一部に、数メートルほどの切り立つような鎌倉石の岩場がある。
回り道もあるのだが、ここをよじ登る。
岩の表面には10センチほどの窪みが無数にある。
シロウリガイの痕跡だ。
鎌倉石は脆弱。
硫化水素などが噴出していたため地質が硬くなっているのだろうか、崩れずに残っているのは興味深い。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)
天園ハイキングコースを歩いている。
建長寺裏から覚園寺裏、また瑞泉寺裏辺りに、ハイキングコースに添ってヤグラが無数にある。
ヤグラは避けて、紅葉で有名な獅子舞の上辺り。
この一部にシロウリガイの化石(痕跡)が産出するところがある。
シロウリガイは、硫化水素などが噴出する水中に生息した、奇妙な貝。
鎌倉近辺は堆積岩地帯だから、所により化石を見かけることがある。
化粧坂などは余りにも有名。もちろん採集などできない。
天園近くに「貝吹地蔵」と呼ばれるお地蔵様がある。戦の際に法螺貝を吹いて味方を助けたとかいうのだが、もちろん後付けの伝承。「法螺吹地蔵」ではなくて「貝吹地蔵」であるところが面白い。現在は新しい石地蔵が置かれているのだが、元来はどのようなお地蔵様だったのだろう。貝吹きとは、身体に貝が噴き出しているお地蔵様だったのではなかろうか、などと、天園のシロウリガイの化石を眺めながら想像したのであった・・・