《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)
鎌倉では、山頂辺りの比較的湧水が少なく乾燥したところに石切り場が設けられていた。
鎌倉石という。
社寺の石垣や石段に見ることができる。
だが脆弱で風化しやすいため、それらの表面は崩れて丸みを帯びている場合が多い。
だから鎌倉石で製作された五輪塔や宝篋印塔、地蔵などは崩れかけたものが多い。
鎌倉の東端、朝比奈切り通しの六浦川入口あたりにある「鼻欠け地蔵」などは、まさに風化して崩れてしまった摩崖仏である。
衣張山の周囲には無数の石切り場跡があるのだが、見学できるのは限られている。
入口をふさぐような大岩は、崩落したものだろう。
水の入らない内部は比較的堅牢さを保っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます