鎌倉八百ヶ谷戸

鎌倉の街はそのものが環境遺跡

善財 一 写真集

円久寺裏

2022-02-18 21:51:52 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)

 

円久寺背後の湿地も夏場は避けたい所。

何度か写真で紹介した。

でも、年に一度は訪れている。

訪れるたびに奥の竹藪がひどくなっているように感じられる。

かつては2段ほど奥の平場まで分け入ることもできたのだが、今はかなわない。

霜の降りた早朝。


常盤辺りを歩いている

2022-02-17 21:24:59 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)

 

北条政村に関する舘跡はさらに西へと続いている。

写真は、藪と茂った木々だけで興味深いものが何もない谷戸。

つまらない風景だと感じる方も多いだろう。

道路添いに一軒あるのみで、谷戸の奥には家がない。

そう、この谷戸は湿地なのだ。

ずいぶん前、夏場にこの谷戸に入ろうと試みたことがある。

土地の方にマムシがいるよと言われて、もちろんやめた。

以降、冬場の撮影に徹しているのだが、真冬でもぬかるんでいる。

凍りつけばいいと考えるも、それほど厚く凍らない。

水はけを考えて水路が設けられているのだが効果もなく、ズブズブと沈み込む。

これでは家も建たない。

すぐ隣の谷戸には家が建っているのに。


たちんだい 北条政村邸跡

2022-02-13 18:00:07 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)

 

たちんだい。

北条政村邸跡と言われている。

道路に面して平場が遺されている。

畑だったのだろうか、ここにも居館があったのだろうか。

もちろん今は家など建っていないのだが、この平場の一段高い位置に平場(たちんだい)があることを茂った木々が隠している。

即ち、居館があったとしても、判り難くなっている。

山襞で囲まれた小さな城郭と捉えても良さそうだ。

尾根に出る道があり、佐助稲荷の背後に通じている。

もちろん尾根筋は源氏山、化粧坂、葛原岡へも通じている。


瑞泉寺裏から御坊ヶ谷へ

2022-02-12 08:39:27 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)

 

瑞泉寺裏の胡桃山辺りにはたくさんのヤグラがある。

その中に北条首ヤグラと呼ばれるヤグラ群がある。

天園ハイキングコースからちょこっとそれた山中だ。

位置としては徧界 一覧亭の背後。

ここではヤグラを撮っているわけではないので紹介は避けておく。

 

天園ハイキングコースから十二所の方へ抜ける道がある。

急斜面を転げるように降ってゆく。

写真は、御坊ヶ谷に出る辺り。

十年ほど前まで小さな畑が営まれていた。

畑の脇にもヤグラがある。近年は物置として利用されているようだ。

写真の右手は急峻な山裾だが、その上の方にヤグラ群があることから、一見寂しいこの辺りにも、かつては寺院がったのだろう。

目の前の竹藪を抜けて出た辺りには人家が立ち並んでいる。

かつて、御坊ヶ谷ヤグラ群が、川の対岸にあって観察することができたのだが、いまは人家にがあることよって、ヤグラ群がどこにあったのか分からなくなってしまった。

十二所と呼ばれるこの辺りは、金沢、六浦に通じる要所であり、今は鎌倉のはずれのような感もあるが、北条氏の時代には武家の邸も置かれていたと思われる。


瑞泉寺裏をまだうろついている

2022-02-10 16:45:07 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)

 

まだ瑞泉寺裏の尾根を歩いている。

写真のような尾根部分を掘り込んだ使途不明な遺構がある。

瑞泉寺から裏山の尾根筋に出るためには、ハイキングコースを辿る他、徧界一覧亭への石段を使う方法、谷戸の北西側の尾根筋を経る方法などがあるのだが、この掘り込みの下にも石段があって、尾根と往来ができたのではないだろうか。

ここを撮影している背後は急斜面。

樹々と藪で足下の瑞泉寺は見えないが、東側の竹林に通じていそうだ。