雲海とカノープス
カノープスにつて調べてみました。
カノープスは-0.7等の白い恒星で、その明るさはシリウスの-1.5等についで恒星として全天で2番目です。しかし、あまりに南寄りの空にあるため、北半球の多くの地域(特にヨーロッパ)では見ることさえできません。比較的緯度が低いエジプト、メソポタミア、インドなどでは観察することができたため、結果としてその存在自体は太古から知られていました。
カノープスは南の地平線すれすれに現れる奇妙な赤い星として知られていました。見えるときもあれば見えないときもあることや、縁起の良い赤い色であることなどから、中国ではカノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのため、この星を見ることは縁起がよいとされ、とくに、一目見ると寿命がのびるという話が有名です。
先週、峠で撮影した写真にも写っていました。
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