よっちん。の納戸部屋

アコースティックなビートルズを、そしてコミックソングのようにおもしろい、童謡のようなオリジナル曲を歌っています♪

ラジオの力。

2015-09-04 12:52:48 | Weblog


ちなみに映画のタイトルの盗用ではないですよ(^-^;

まずは思い出話から。

ボクは今、インターネットラジオの音楽番組のDJをしていますが、ふと思い起こせば随分前からDJになりたかった人だったことに気付きました(笑)。

それはボクがまだ子供だった頃。
ある日突然、父親がワイアレスマイク付きラジカセを持って帰ってきました。

こんなやつです(^-^)


マイクの線が繋がっていないのに声が出る事に興味津々で、嬉しげに何だかんだしゃべって遊んでいるとある日、裏の家の人から「よっちんの声がうちのラジオから聞こえたで~ラジオの人みたいやった」と言われたんです。

それがなんだか嬉しくて、どうせなら音楽をバックにラジオみたいにしてみたい!!と思いました。
ある日、とある街の商店街で開催されていたガラクタ市で古いオープンリールデッキが千円で売りに出ていて、ばあちゃんにねだって買ってもらったことから、ボクの「制作ごっこ」が始まりました。

こんなやつでした(^-^)


なんと!BGMを付けた「放送」の始まり始まり~(笑)。
まず先に、ラジカセでお気に入りのカセットテープを再生してその音をオープンリールデッキに録音。
それをバックで再生しながらワイアレスマイクでしゃべって「放送」を始めたんです(笑)。
※ラジカセはFM電波発信で使わなければいけないので。


嬉しげに裏の家の人に電話して、「○時から放送するよ~」ってね(笑)。
「音楽が大きくて声が聞き取れない~」とか「音楽が聞こえにくい~」とかやってましたが、この「聴く人がいる」「反応がある」というのが嬉しかったんですね(^-^)
その延長線上の事を、今なおやってるんですね。ここで改めて初心発見。

ラジオと言えば。

先日、防災の日でしたね。

防災グッズなど、最近は充実しましたし、情報網も、テレビはもちろん、携帯やスマホ、パソコン、SNSなど、様々に発達しました。
「備えあれば憂いなし」という考え方がかなり行きわたった・・・のかも知れませんが、果たしてこれで充分なんでしょうか。
ライフラインが長期に切れると、殆どいずれ機能しなくなります。充電切れ・・・。

ボクは、どこの家庭にでもある、電池で使えるラジオ付きプレーヤーで受信できる、より細やかな「地域の情報」を提供できるコミュニティFMが重要と考えています。

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の直後から現地で大きな役割を果たした情報発信源がコミュニティFMでした。
当時、長田区の鷹取教会でFMわいわいさんが本当に頑張っていましたね。

ご縁があって、当時、渋谷のNHKでお仕事をさせていただきました。NHK神戸支局とFMわいわいさんの共同番組でも。
海外に放送されているNHKラジオJAPANの番組が中心でしたが、震災当時、海外から神戸に来て被災した方のご家族に、リアルタイムに情報を発信していた日本のラジオ局はNHKラジオJAPANだけだったと思います。

この時、再びラジオの力を再認識したんです。

報道スタッフの集めた情報は、確実かつ迅速に情報発信される。そしてその情報はストレートにリスナーに届く。
これはラジオのもっとも得意とする、しかも重要な役割であるということを学ぶ貴重な機会になりました。

そして東日本大震災でも、その存在は大きく見直され、コミュニティFMは国民全体にに認知され、その必要性も叫ばれています。

今、ボクが担当しているのは音楽番組ですが、もし、地元が大災害に見舞われた時は、地元に特化した情報を発信し続けるメンバーの一員でいたい。
ボクなりにそう思いながら、制作に関わっています。

発信局と受信機。簡単な仕組みで身近な情報を得られるラジオ。

身近にコミュニティー局が欲しい!!いや必要だ!!と思う方は大勢いるのでは?と思うのですが・・・。
この想いも皆さんが心の中にある受信機の電源を入れてくれないと届きませんよね(^-^;