西安に 来ての三日目 お昼時
如何な中華 胃も楽しみに
並びたる 中華料理 数々が
丸テーブルに 所狭しと
スペシャルな 明るき部屋 広々と
西安金花 大酒店
今も尚 幾世紀の 時を経て
残る高台 「陽関烽燧」
達筆に 思わず息を 呑み込むや
老人水筆 道に漢詩を
櫓有り 町の治安 見守るや
敦煌古城 映画のセット
西安の 青龍寺の 記念堂
恵果・空海の 師弟を示す
特大の ターンテーブル 目の前に
料理出るを 今や遅しと
何も無き 砂漠の中を 張り巡る
高圧鉄塔 異常な数の
兵馬俑 博物館を 出てみれば
色濃き緑 目に飛び込みし
味わうや 中華三昧 朝・昼・夜
郷に入っては 郷に従え
更ける夜 三々五々 街角に
人集まり来ぬ 西安の街
広がりし 「陽関故址」の 碑の先は
荒涼たる 古地のみが唯
憩いの場 興慶園の 公園は
かって政治の 中心地でも
人影無く 往時の賑わい 今は無し
商家並ぶも 敦煌古城