河口湖・富士
過ぎてゆく 過ぎてゆく
酔いどれながら 過ぎていく
あれもこれもと 思いつつ
酔うて酔うて 過ぎてゆく
残り少なな 今年をば
思い思いて 過ぎてゆく
酔うて酔うて 過ぎてゆく
未だぜぬ事 残して
過ぎてゆく 過ぎてゆく
賀状さへも 書き残し
酔うて酔うて 過ぎていく
早く早くと 急かれながら
酔うて酔うて 過ぎていく
過ぎゆく年を 惜しむように
為すべき事を 遅らせて
酔うて酔うて 過ぎてゆく
為すべき事の 多かれど
如何しようかと迷ったわ
わたしの足は 歩くのに強くないから
昨夜も足に痙攣が起きたから 塗り薬をを塗って来たばかり
でも 此処での時間が未だ 1時間以上もあるの
それに 此処の紅葉も大分色ずいて来てるわね
今年は紅葉の時期が ずれて遅れてるでしょう
3日ほど前に 滋賀の湖南三山の方に行って来たんだけど その時
は未だ少し早かったの
だから鶏足寺も 期待できないと思ってたので
でもね 此処での散策時間が未だ 1時間以上も有るの
如何しようかと思い悩んだ末 思い切っていくことに・・・ね
ツアーの一行とは 随分遅れての出発!
そしたら 鶏足寺に向かう途中の道端のところどころに 露店が
ぽつりぽつり・・・と
以前来た時には 何も出てなかったのに・・・
お店の人が 準備なんかをしてたから 話しかけてみたの
”いつ頃から お店を出してるんですか?”・・・って
だって前に来た時は お店なんか一軒も無かったから
酔うて酔うて 蘇える
多情な多情な 青春
若き日の 多感な青春
蘇える蘇える 年甲斐も無く
キュートな愛らしき 懐かしきかな
忘れえぬ人 遠くなる
時移り心捉えて 離さぬ人
次々と 我が心を 奪いゆく
愛しき人 一筋と決めし心が
揺れて揺れて 崩れゆく
二度と戻らぬ 愛しき人
永久の別れを告げて 早や幾年
還らぬ面影 抱きつつも
ふと忍び寄る 恋心
青春の 熱き息吹き
蘇えれど 虚し
心のときめき 覚えれど
それも今は 虚し
青春は 遠き彼方に
思い出したわ 前に来た時のことを ハッキリ・・・と
そうよ! そうよ!
そう言えば 此処って神社よね
バスが止まった所は 鳥居の前だったから
鳥居が有ると言えば 神社でしょ
そうなの その鳥居を潜って 何段もの階段を上り やっと上に来
たら神社の神殿が有ったの
その神殿が あそこに有るでしょう
神殿の横を歩いて行ったら ほら!そこの己高閣に世代閣!
それに こんなに係りの人なんて 居なかったわ
ただ一人だって 居なかったんだから
今日は係の人と言うか 警備の人と言うか 関係者が大勢いるわね
それに 何もなかったのに 今日は幟だらけ・・・よ
一気に祭り気分みたいだわ
前に来た時は 神社入口から この己高閣・世代閣までは 階段を
上って来たの
その時は 随分の階段数が有ると思ったわ
今日来て驚いたのは 関係者が多くいたことね
本当 祭りの日みたい・・・に
癒される 癒される
京都貴船は 緑の中
樹樹の空間 身を沈め
流るる渓流 せせらぎに
酔うて酔うて 耳澄ます
貴船川床 京料理
飲み干すグラス 心地良さ
美味に美酒を 楽しむや
京都貴船は マイナスの
イオン一杯 満ち溢る
貴船流れる 清流の
水の音さへ 心地良さ
酔うて酔うて 別世界
そぞろ歩きも 緑の風
ひんやり冷やす ほろ酔う身
赤き鳥居の 目に染むや
恋の成就 有ると聞く
貴船神社は 恋の宮
酔うて酔うて センチなり
懐かし青春 遠くなる
古き記憶 朧げや
あら! 皆さんは鶏足寺へ行くみたいね
そう思いながら 以前に来た時の記憶を辿って 皆とは分かれたの
そしたら偶然に又 今日一緒になった方が前を歩いてるじゃない
”あら 鶏足寺には行かないんですか?”って 声をかけたの
そしたら もう此のコースは何度も来てるから・・・って
だから 今日は行かないって言うの
そうなの 己高閣や世代閣からは鶏足寺迄は 結構距離が・・・ね
2キロは有るんじゃないかしら
○○さんは 足を悪くしてみえるから 無理かもね
そんな わたしは○○さんと別れて 以前に来た時の記憶を思い出
したの
そうそう 思い出してきたの
前に来た時は 正面から階段を上って 来たのを思い出したわ
この階段の下の方から バスをを降りて登って来たのを