酔うて酔うて 苛立たし
財政赤字 増すばかり
借金王国 日本国
何処まで借金 する気ぞえ
酔うて酔うて 心配ぞ
にっちもさっちも ならぬ国
借金大国 日本の国
思えば思えば 暗くなる
酔うて酔うて 暗くなる
デノミ脱却 景気浮揚と
国債国債 増発を
借金借金 如何するや
効果上がらず ままならず
酔うて酔うて 憂鬱ぞ
借金地獄 嵌りゆく
ああ日本よ 何処へ行く
酔うて酔うて 憂えてる
日本の国 蟻地獄
もがきもがきの 日本丸
酔うて酔うて 聞こえてくる
獣たちの 雄たけびが
銃口減りて 安心と
怯え怯えの 出歩きも
銃口減りて 安堵する
人間ハンター 減る一方
酔うて酔うて 聞こえ来る
獣たちの 喜びが
里への出歩き 気軽にと
山から里へと 下りて来る
ハンター減りて 気も軽く
今夜も行こか 出かけるぞ
夜な夜な里へと 繰り出せり
酔うて酔うて 聞こえ来る
獣達の 合言葉
今日も里で 鱈腹と
人の目盗んで パーティを
そんな会話が 聞こえ来る
人間ハンター 減る喜びが
戒める 戒める
酔うて酔うて 戒める
有頂天に なるなと
日本国良い国 何処よりも
世界で一番 良い国と
井の中の蛙 下界を知らず
酔うて酔うて 酔いしれる
お世辞と理解し 戒める
世界には 歴史と文化有り
幾千年と 培われし
歴史が 文化が
外に出て 分ること
知らないことの 多かりしこと
旅してわかる 気づかされることの
何と多き事 愚痴な事 己が
豪華絢爛 花開く文化有り
国が街が それぞれに
酔うて酔うて 肌に感じるや
日本の大都市凌ぐ 年の何と多きや
とてもとても 足元に及ばぬと
酔うて酔うて 思いしるや
今の日本 浮かれてる
日本優れてる 何処よりも…と
井の中の蛙 思ってる
否、世界は 懐深し
酔うて酔うて 知らされる
酔うている 酔うている
後悔しながら 酔うている
過ごした人生 振り返り
酔うて酔うて 心残りや
我が人生 悔やみしは
英語の出来ぬ ことなりや
酔うて酔うて 想いしぞ
英語の出来る 人生を
もいち度もいち度 始めたき
違いし人生 送れしものを
今更嘆き もがいても
詮無しや 詮無しや
酔うて酔うて 悔しきぞ
ひとつの単語 覚えるも
あっという間に 忘れてる
酔うて酔うて 哀しきや
根気も記憶も 儘ならぬ
酔うて酔うて 哀しきや
酔うて酔うて 酔うてます
グラスのブランデー 傾けて
揺れて揺れて 酔うてます
冬の寒さ なんのその
着込んで 着込んで
寄り添う ヒーターに
寒さ離れて 静かです
静かな静かな 更けゆく夜を
酔うて酔うて 酔うてます
深々と 更けゆく夜を
楽しみ楽しみ 酔うてます
静かに静かに 更けゆく夜を
友にし酔うて 酔うてます
更けゆく夜の 寂しさに
身を委ねて 酔うてます
そんな虚しさ 寂しさ
楽しみ 酔うてます
泣いてます 泣いてます
酔うて酔うて 泣いてます
酔うて酔うて 止まりません
涙、涙 止まりません
泣き上戸とは 違います
違います 泣き上戸とは
涙脆いんです 脆いんです
人情話に 弱いんです
とてもとても 弱いんです
酔うて酔うて 泣いてます
触れるんです 心の機微に
酔うて酔うて 泣いてます
心の琴線 揺すぶられ
酔うて酔うて 泣いてます
止まらない 止まらない
涙、涙の 涙線に
酔うて酔うて 泣いてます
酔うて泣いて 更けてゆく
今宵も深々 更けてゆく
酔うて酔うて もどかしき
時の権力 崩せぬや
香港・シリア 民主化の
何と何と もどかしき
酔うて酔うて 歯ぎしりする
時の権力 倒すには
如何な豊作 有るのやら
探りて探りて 見るけれど
今は霧の中 霧の中
力には力にと 思うけど
それはそれは 血を流す
民主の世界 許さじや
香港学生 立派なり
酔うて酔うて 感心せり
暴力使わず 対話でと
もどかしくも 粘り有り
石の貫徹 願いしや
酔うて酔うて 応援せり
民主化香港 なせるのを
今日も今日とて 嘆きおる
酔うて酔うて 嘆きおる
立ち座り ままならぬを
思うに任せぬ 身体をば
酔うて酔うて 嘆きおる
こんな筈では 無いのにと
酔うて酔うて 嘆きおる
座りて立つに 立てずして
呆れて悲し 年のせい
酔うて酔うて 嘆きおる
老いの現象 知りつつも
気持ちは若いと 思いつつ
身体は裏腹 ついて来ず
酔うて酔うて 嘆きおる
気持ちと身体 そのギャップ
この先いかにと 思いやる
酔うて酔うて 嘆きおる
己のこれから 自信なく
明日さへ 不安に怯えてる
酔うて酔うて 嘆きおる
