兵馬俑 カートで移動 入口から
発掘展示の 鶴物館
この緑 閉じ込められたい 時忘れ
全てを無に 身も心も
この先に 莫高窟は 有るのかと
半信半疑で 先を目指すや
鳴沙山 砂丘思わす 姿をば
足取り軽し 目の前にして
シルクロード かって要塞 埋もれる
歴史の中に 玉門関
天高く 大雁塔 聳え立つ
西安の街を 見下ろすように
日も落ちて お腹も膨れ 彷徨うや
ブラリブラリと 敦煌夜市
世界から 兵馬俑見に 訪るや
博物館前 人集まりて
思わせる いかにもセット 映画での
井上靖の 小説「敦煌」
楽しむや 振付それぞれ 踊りをば
男も女も 老いを忘れて
見えてきし 岩穴点々 岩山に
色なき世界 鳴沙山背後
辿り着く 鳴沙山への 入口に
まずは気持ち 引き締め向かう
砂漠中 面影なしや シルクロード
西の要衝 玉門関