酔うて酔うて 思い馳す
まだ見ぬスペイン 如何なとこ
知れば知るほど 身近なり
テレビ 新聞 報道と
耳に脳にと 刻まれし
スペイン都市の 身近な事
行かぬスペイン 身近なり
酔うて酔うて 身近なり
まだ見ぬスペイン 浮かびしや
酔うて酔うて 浮かび来る
遠きスペイン 身近なり
酔うて酔うて 隣のごと
まだ見ぬスペイン 待っている
酔うて酔うて 楽しみぞ
未だ見ぬスペイン 訪ねるを
過ぎていく 過ぎていく
寂しき夜が 過ぎていく
独居老人 寂しき夜が
酔うて酔うて 噛みしめる
明日の願望 無きままに
過ぎてゆく 過ぎてゆく
この先何の 展望が
開けるや 開けるや
過ぎていく 過ぎていく
酔うて酔うて 不安増す
己の終活 如何にせん
成り行き任せの 人生に
覚える不安 如何にせん
酔うて酔うて 身構える
如何にせん 如何にせん
己の終末 怯えつつ
今宵も酔うて 過ぎていく
虚し虚しの 人生を
今日も今日とて 送りしや
酔うて酔うて 送りてる
今日と言う日が 過ぎていく
悶々と モヤモヤと
満たされぬまま 今日が
過ぎていく 過ぎていく
人生達観 いつの日か
虚し虚しの 日々有れど
満ちたる日々の 遠き事
人生達観 いつの日か
酔うて酔うて 虚しきぞ
悠々自適 言うけれど
満たされぬ 心の壁が
纏わり付く 纏わり付く
酔うて酔うて 増すばかり
己の人生 何なるや
頭て問うて 過ぎてゆく
今宵も酔うて 過ぎていく
酔うて酔うて 分る気が
毒物中毒 なりし人
音楽 芸術 感性が
人の感覚 研ぎ澄まされ
起こる感覚 分る気が
酔うて酔うて 思いしや
鈍る感覚 研ぎ澄む感覚
酔うて酔うて 境目が
朧げな 分りしや
物事最高 なる時は
感覚マックス 研ぎ澄まさる
芸術すべてに 言えるのでは
己の感覚 研ぎ澄まさる
そんな境地 引き出すは
己の感覚 マックスぞ
幻覚にも似るや 酔い痴れるは
酔うて酔うて 分かる気が
グラス重ねて 酔い痴れる
不思議と己 研ぎ澄むや
そんな感覚 分る気が
酔うてます 酔うてます
止めどなく 酔うてます
筆走らすも ままならず
酔うて酔うて 綴りしも
酔うて字さヘ 判別出来ず
旅の思い出 振り返る
撮りし写真 酔うて見てます
今 居るよな 旅先に
酔うて酔うて 思ってます
くっきり はっきり 河口湖
いつか来た 河口湖
酔うて酔うて 思いだす
寒き河口湖 思い出す
真冬の河口湖 遊覧を
身を屈めて 船上で
震えながら 遊覧を
酔うて酔うて 思いだす
今なりては あの凍るよな
寒さ冷たさ 懐かしき
酔うて酔うて 懐かしや
酔うて酔うて 腹空くや
何も食べずに この2，3日
体調崩して 臥せりおる
食欲湧かず 幸いと
断食気分 続きしや
さすがに空腹 覚えたる
酔うて酔うて 何喰うや
果てさて 面倒な
料理今から する気無し
それじゃ それじゃと ウィスキー
腹に染みる その酔いに
またまた空腹 覚えたる
空腹満たす 料理をと
それも面倒 面倒と
アイスを出して かじりたる
それでも空腹 満たされず
ならばならばと ウィスキー
酔うて酔うて 重ねるや
グラス飲み干し また次を
酔うて酔うて 過ぎていく
今宵も静かに 過ぎていく
酔うて酔うて 思いしは
達観と固執のはざまで 揺れ動く
人生に未練の 有るや無しや
酔うて酔うて 頭では
達観 固執の狭間で 揺れ動く
生きることへの 永遠のテーマ
酔うて酔うて 人の幸せ思いしや
それもまた 人生観の鬩ぎあい
達観 固執 其々に
幸せ求めと こよいも過ぎる
酔うて酔うて 過ぎてゆく
言うていた 言うていた どの党も
行く末原発 止めますと
酔うた頭で 聞いてました
政権公約 聞いてました
酔うた頭で 聞いてました
言い方変われど 皆同じ
原発辞めると 言ってました
この先 将来止めますと
酔うた耳で 聞いてました
同じ止めると 言いながら
言葉を変えて 言っていた
うちこそ原発 反対と
酔うた頭で 聞きおれば
皆皆同じ 廃止です
うちこそうちこそ 言い張りました
なのに動いてます 動いてます
原発次々 再稼働
廃止の風 どこ吹くや
