スペイン旅行
酔うて酔うて 胸痛む
亡き妻思いて 酔うている
愛しき妻の 月命日
思うて思うて また思うて
思えば胸が 熱くなる
我には過ぎたる 妻だった
何事も 何事も
我を煩わす事無く 処理してた
唯ひたすら 仕事に没頭を
させてくれた 過ぎた妻
ああ 愛しき妻 今は亡き
何の恨みも 言わずに
あの世へと 旅立ちし
酔うて酔うて 慟哭ぞ
この安穏たる 日々有るも
みなみな妻のお陰と 感謝する
酔うて酔うて こみ上げる
慟哭の鼓動 高鳴りし
愛しき妻よ 今はなし
感謝感謝の 毎日よ
酔うて酔うて 胸痛む
愛し愛しの 妻思い
酔うて酔うて 過ぎていく
酔うてます 酔うてます
背に寒さ負いて 酔うてます
寒さ募りし 今宵また
重ねる杯 酔うてます
冷えし心を 温めたくて
酔うて酔うて 酔うてます
寂しい心 慰めて
酔うてます 酔うてます
溶かせぬ心 知りながら
酔うて酔うて 溶かそうと
無駄な努力を しています
氷のように 冷えし心を
酔うて酔うて 溶かしたく
今の今とて 酔うてます
無駄なこととて 知りながら
酔うて酔うて 酔うてます
酔うて酔うて 愛しの妻よ
酔うて詫びるは 妻への愛
愛し愛しの妻 心の中で
いつも愛してた妻 心のうちを
伝えられぬままに もう・・・
酔うて酔うて 後悔の今
するは後悔 今更に
酔うて酔うて 心は痛む
好きよ好きよと 素直に言えず
気持ち素直に 告げられぬまま
逝ってしまった 愛しの妻よ
酔うて酔うて 胸痛む
酔うて酔うて 悔やむ今
素直になれず 素直になれずに
悔み悔やみて 思う今
酔うて酔うて 心の痛み引き摺りし
酔うて酔うて 心の痛みませり
酔うて酔うて 想いし君
切なさ 募るばかり
酔うて酔うて 今宵も過ぎてゆく
愛しの妻 面影抱いて 過ぎてゆく
酔うて酔うて 過ぎてゆく
酔うてます 酔うてます
酔うて酔うて 恐ろしや
酔うて酔うて 思い出す
御嶽山頂 火を噴くや
あっと言う間の 噴き出しに
あな 恐ろしや 恐ろしや
昨日のように 思い出す
その御嶽が 突然に
静かな静かな 御岳が
とてもとても 思えぬや
思い出す 思い出す
酔うて酔うて 思い出す
登りし山の 御岳山
昨日のように 思い出す
あの時出会いし あの熊よ
無事だと良いが 心配ぞ
ホンマニホンマニ ビックリぞ
映像見ても 半信半疑
酔うて酔うて 恐ろしや
御岳社 無事なるか
ロープウエーも 如何なりし
酔うて酔うて 気になりし
まさかまさかの 爆発に
今も今とて 唖然ぞえ
全ての物は 風化する
酔うて酔うて 風化する
形有る物 形無き物も
時とともに 歴史の中で
風化する 全ての物が
酔うて酔うて 風化する
自然の破壊 人の破壊
風化は 破壊と共に やってくる
形で残るもの 残らぬもの
いずれも 全て風化する
酔うて酔うて 風化する
全ての物が 風化する
酔うて酔うて 無と化する
広大な 宇宙にありて
永遠など 有りはしない
求めても所詮 戯言なり
生まれ 消えゆく
定めの 宇宙の宿命
星の永遠など 誰が決められよか
酔うて 酔うて
膨張 縮小 消滅
宇宙の全ての 星の運命
逆らおうと 逆らわなくとも
所詮 同じこと
酔うて 酔うて
逆らうまい 逆らうまい
全ては成り行きに 任せて
明けてきた 明けてきた
夜も白白 明けてきた
酔うて酔うて 明けてきた
旅の思い出 肴にし
グラス重ねて 酔うてきた
中国上海 蘇州に無錫
酔うて酔うて 思い返すや
嫌いと嫌いと 避けてきし
そんな中国 何処へやら
好きよ好きよと 変わりぬる
なんでなんで そうなるの
酔うて酔うて 聞きたしや
好きになりて なぜ悪い
そんな己の 矛盾にも
酔うて酔うて 分らぬや
今になりては 如何にもならぬ
理屈抜きで 好きになる
酔うてます 酔うてます
とめどなく 酔うてます
満たされぬまま 夜も酔うてます
ポカっと穴をあけて 酔うてます
酔うて酔うて 酔ってます
切なく 酔うてます
空しく 酔うてます
心の疼き 耐えながら 酔うてます
ポッカリ心に 空いてます 穴が・・・
空しく切ない穴が 疼きます
遣る瀬無い疼きが 疼きます
訳もなく 疼きます
疼いて疼いて 夜が更けていきます
酔うて酔うて 酔うほどに
心の疼きが 疼きが 疼きます
今も 今も 疼きます
疼いて 疼いて 疼いてます
疼いて 更けていきます
切ない 夜が・・・
