冬桃ブログ

野島海岸清掃

 ここへ引っ越してから一年と三か月余り。
 ようやく野島海岸の清掃に参加することができた。
 アマモの再生活動、引き網、清掃と、
この浜には思い出がいっぱい。
 小さい浜だけど、横浜に唯一残る自然海岸だ。

 うちを出る時は「今日は曇りだから楽勝!」という気分だった。
 が、歩き出すとむしむしして、たちまち汗でじっとり。。
 散歩の時などは「案外、近いよね、野島海岸って」
などと思っていたのに、着いたのは集合時間ぎりぎり。
 気が付けば45分も歩いていた。
 案外、遠かったのだ。

 小さな浜だけど、ゴミがいっぱい。
 打ち上げられたのや、遊びに来る人が捨てたのや。
 コロナで潮干狩り禁止になってから柵が張られている。
 定期的に清掃、調査をしていた「海をつくる会」
の人たちでさえ入れなくなっていた。
 本日、ようやく許可が下りたのだ。
 ちなみに柵はまだあり、潮干狩りは引き続き禁止。


 「海をつくる会」はアサリの調査も行っている。
今年はあさりの数が少ない、ということを
坂本昭夫さんがSNSに書いておられた。
 「潮干狩りが禁止になったのに、どうして
アサリが少ないのですか?」と尋ねると、
 「業者が沖にボートを出して、大量に獲っていくから」
 
 「大きく育ったアサリがいっぱいのはず」と、
潮干狩り解禁を心待ちしている人もいるだろうが
さあ、その期待は叶えられるかどうか……。

 軍手をはめ、大きな袋と長いトングを持ち、
スナック菓子の袋、ペットボトル、ガラス片、
食器、プラスティック片、その他いろいろを
せっせとで拾っていく。




 大きなものも。


 集めたゴミをすべて、いったん袋から出し、
分類し、何がどのくらいあったかを記入。
 ただの清掃ではない。調査なのだ。


 波打ち際でアオスジアゲハが吸水していた。
 写真がぼやけててわからないでしょうが、
真ん中の尖ったものが蝶。
 マレーシアのカメロンハイランドへ行ったとき、
渓流のそばに無数の蝶が群れ、吸水している光景を見た。
 コレクターが夢中になるような蝶ばかり。
 一緒に行った昆虫カメラマンの海野和夫さんが
腹ばいになって撮影していたのを思い出す。
 けど、あれは真水。これは海水。
 蝶って塩水も飲むんだ!


 午前10時前から始まって、道具やゴミをすべて
片付けると、もうお昼近い時間。
 道具類をしまっておく倉庫が青少年センターの
裏にあるのだが、そこでバーベキュー。
 ……を始めようとしたとたん、いきなり豪雨。
 こりゃ駄目かと思ったが、海の活動をしている人たちは凄い。
 どこからか大きなテントを持ち出してきてさっさと組み立て。
 おかげでおいしい肉と野菜、坂本さんの特製スープを
いただくことができた。


 帰りもまだ雨。
 ありがたいことに、メンバーの一人が
車でうちの近くまで送ってくださった。

 というわけで念願を果たすことができたのだが
ゴミ拾いでかがんだ姿勢を続けたため、腰が激しく痛む。
 コロナの間はマッサージ師さんに来ていただくのも
我慢していたのだが、ことここに至っては緊急事態。
 SOSを出すと、雨の中、電車で駆けつけてくださった。
 何ヵ月ぶりかのマッサージ。ありがたや!
 
 ところで野島海岸は貝殻(アサリが圧倒的に多い)と
ガラス片が非常に多い。
 ガラス片はシーグラスなんてものではない。
 みな、割れたばかりのように尖っている。
 潮干狩りをはじめ、海辺で遊ぶ人が多い季節は
見ていてひやひやする。
 小さな子供を裸足で遊ばせている人がとても多いのだ。
 ガラスだけではなく、貝殻も尖っていてとても危ない。
 大人が気を付けて欲しいなあ、あれは。
 

  
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