ようやく野島海岸の清掃に参加することができた。
アマモの再生活動、引き網、清掃と、
この浜には思い出がいっぱい。
小さい浜だけど、横浜に唯一残る自然海岸だ。
うちを出る時は「今日は曇りだから楽勝!」という気分だった。
が、歩き出すとむしむしして、たちまち汗でじっとり。。
散歩の時などは「案外、近いよね、野島海岸って」
などと思っていたのに、着いたのは集合時間ぎりぎり。
気が付けば45分も歩いていた。
案外、遠かったのだ。
小さな浜だけど、ゴミがいっぱい。
打ち上げられたのや、遊びに来る人が捨てたのや。
コロナで潮干狩り禁止になってから柵が張られている。
定期的に清掃、調査をしていた「海をつくる会」
の人たちでさえ入れなくなっていた。
本日、ようやく許可が下りたのだ。
ちなみに柵はまだあり、潮干狩りは引き続き禁止。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a4/ff6a3bc9207a20efe72a4c5209a04653.jpg)
「海をつくる会」はアサリの調査も行っている。
今年はあさりの数が少ない、ということを
坂本昭夫さんがSNSに書いておられた。
「潮干狩りが禁止になったのに、どうして
アサリが少ないのですか?」と尋ねると、
「業者が沖にボートを出して、大量に獲っていくから」
「大きく育ったアサリがいっぱいのはず」と、
潮干狩り解禁を心待ちしている人もいるだろうが
さあ、その期待は叶えられるかどうか……。
軍手をはめ、大きな袋と長いトングを持ち、
スナック菓子の袋、ペットボトル、ガラス片、
食器、プラスティック片、その他いろいろを
せっせとで拾っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/53/e8a86eea04101a6a458f280a69d70771.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/69/d43fb4274871a7e14170c4531d79b9d5.jpg)
大きなものも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/03/1bd8aa734247954b2e3ba3497d2c4e10.jpg)
集めたゴミをすべて、いったん袋から出し、
分類し、何がどのくらいあったかを記入。
ただの清掃ではない。調査なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/00/77b147f509a1d4c2cf9427ace2b60679.jpg)
波打ち際でアオスジアゲハが吸水していた。
写真がぼやけててわからないでしょうが、
真ん中の尖ったものが蝶。
マレーシアのカメロンハイランドへ行ったとき、
渓流のそばに無数の蝶が群れ、吸水している光景を見た。
コレクターが夢中になるような蝶ばかり。
一緒に行った昆虫カメラマンの海野和夫さんが
腹ばいになって撮影していたのを思い出す。
けど、あれは真水。これは海水。
蝶って塩水も飲むんだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/12/8c5fdb4c81b6e69080c86e769d0e7c7b.jpg)
午前10時前から始まって、道具やゴミをすべて
片付けると、もうお昼近い時間。
道具類をしまっておく倉庫が青少年センターの
裏にあるのだが、そこでバーベキュー。
……を始めようとしたとたん、いきなり豪雨。
こりゃ駄目かと思ったが、海の活動をしている人たちは凄い。
どこからか大きなテントを持ち出してきてさっさと組み立て。
おかげでおいしい肉と野菜、坂本さんの特製スープを
いただくことができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/07/07ec883153654717d7a3edd1a5c244e8.jpg)
帰りもまだ雨。
ありがたいことに、メンバーの一人が
車でうちの近くまで送ってくださった。
というわけで念願を果たすことができたのだが
ゴミ拾いでかがんだ姿勢を続けたため、腰が激しく痛む。
コロナの間はマッサージ師さんに来ていただくのも
我慢していたのだが、ことここに至っては緊急事態。
SOSを出すと、雨の中、電車で駆けつけてくださった。
何ヵ月ぶりかのマッサージ。ありがたや!
ところで野島海岸は貝殻(アサリが圧倒的に多い)と
ガラス片が非常に多い。
ガラス片はシーグラスなんてものではない。
みな、割れたばかりのように尖っている。
潮干狩りをはじめ、海辺で遊ぶ人が多い季節は
見ていてひやひやする。
小さな子供を裸足で遊ばせている人がとても多いのだ。
ガラスだけではなく、貝殻も尖っていてとても危ない。
大人が気を付けて欲しいなあ、あれは。