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なんとも嬉しいタイムスリップ本が出た。
「イラストで見る 昭和の消えた仕事図鑑」
文 澤宮優 イラスト 平野恵理子
原書房
昭和の子供だった私には、どれもこれも
しみじみと懐かしい光景。
紙芝居屋さんもアイスキャンデー屋さんも
豆腐屋さんも、自転車で来たよねえ。
チンドン屋さんのジンタが、近づいては
遠ざかっていったっけ。
そうそう、汲み取りやさんも来たよ、
桶をかついで。
貸本屋にはずいぶんお世話になった。
「平凡」「明星」「近代映画」といった
映画雑誌を、子供の頃、むさぼり読んでたから。
高校生の頃、まだ、バスに車掌さんがいたなあ。
素朴な若い女性車掌さんが、1年たつうちに
みるみるきれいになって驚いたっけ。
街角メッセンジャーなんて、あったんだねえ。
あ、電報ってそういえば、祝電とか弔電以外、
ほとんどみなくなった。
「電報です」なんて、玄関に配達の人が来ると
家中がちょっと緊張したものだ。
昭和はそんなに遠い昔じゃないのに
ものすごいスピードで消えていく。
かたちを変えて残っているものもあるが
なんといっても、日本が敗戦から立ち上がり
経済大国の仲間入りをした時代。
「消えた仕事」を通して、じっくりと
振り返ってみたい。