冬桃ブログ

寒い日にもう一頭。

 今朝、蛹をチェックしたら黒ずんでいた。
 いよいよだなと思ったが、天気が良くない。
 もしかして明日あたりかと見当をつけたが
昼前頃、出かける直前にケースを確かめた。

 うわぁ、羽化してる!
 こんな寒い日に!
 雨だって、少しぱらついてるというのに!



 飛び立つまで見守っていたいが
出かけなければならない。
 ケースの蓋を開け、飛び立てるようにして外出。

 二時間後、急いで帰宅したら、まだケースの中にいた。
 そうっと外へ出したが、ひらりと飛ぶものの床に落ちる。

 頑張れ、と鼓舞してベランダの手すりに乗せた。
 それからしばらくして、ようやく空へ。

 10月16日は私にとって、大切な人の誕生日。
 この日、この蝶が飛べなかったらとても辛い。
 祈るように見守っていただけに、飛び立った姿に
思わず手を合わせた。
 雨はとうに止んで、雲間から青空も見えている。
 
 私が飛び立たせた、いや、冷たい風の中に飛び立たせてしまった命。
 生きることは楽じゃないけど、節目節目で、
どうか温かい日差しが支えてくれますように!
 

 
 

コメント一覧

yokohamaneko
さも次郎さん
 ありがとうございます。
 この揚羽蝶はどこでも見かけるナミアゲハですが
イモムシ時代からずっと見守ってくると、なんて
美しい造形なのだろうと感嘆します。
 来年は食草をしっかり準備して産卵を待たねば!
さも次郎
芋虫が美しい蝶になって空に飛んでいくなんて素晴らしい。
サリーさんのパーティー会場で(先生の本は沢山読んでます)
と話しかけたのは私です失礼しました。また先生に御逢い出来る
のを楽しみに青虫の如く強く生きて行こうと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「雑記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事