「いそご文化資源発掘隊」による講座を拝聴。
横浜のご当地ソングとして原三渓作詞の
「濱自慢」の紹介から始まり、横浜の小学校校歌いろいろ、
横浜市歌、神奈川県民歌、さらには国歌「君が代」の
成り立ち秘話(横浜、ちょっとからんでます!)まで、
興味深く聴かせていただきました。
杉田劇場の館長・中村牧さんのオルガン演奏付き。
八聖殿は丘の上にあり、ちょっと足の便が良くないのですが、
なかなかミステリアスな館で、私の大好きな場所です。
いまは埋め立てで浜がなくなってしまいましたが、
本牧は昔、漁業で栄えた地でした。
そこで実際に使われていた漁具などが一階に展示されています。
二階には昔懐かしい暮らしを再現したコーナーもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/59/449e8046a5523336a47cf02d76709fd6.jpg)
しかしなんといっても圧巻は八人の聖人像。
北村西望(長崎にある平和祈念像の作者)など
日本を代表する芸術家が、世界の八聖人像をそれぞれ制作しました。
で、その八人はというと、
キリスト、ソクラテス、孔子、釈迦、聖徳太子、
弘法大師、親鸞、日蓮。
昭和8年に八聖殿を開設した安達謙蔵によって
集められた、当時の知識人達が選んだのですが、
異存、異論のあるかたもおられるでしょう。
「いや、この人が入るのなら、この人だって」
「むしろこっちでしょう」「世界と言うけど、日本人多くない?」
などと、その会議もけっこう紛糾したようです。
そこもまたおもしろいので、美しい紅葉ももうすぐという
この季節、ぜひ、お出かけになって実物をごらんください。
なかなかの迫力です。(この写真では講座のために
設置されたスクリーンで、お二人、姿が見えません。
さて、隠れているのはどの聖人様でしょう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/32/a594c513da1c006bf43effa9bcc22ac1.jpg)
八聖殿郷土資料館のサイト
https://sites.google.com/view/hasseiden/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
で、このたびの講座で私がとりわけ興味を引かれたのが「国歌」。
資料にイギリス、フランス、アメリカの国歌が紹介されていました。
まあその歌詞の過激なこと!
それぞれの歴史を振り返れば納得できるのですが、あらためて
わが日本の国歌「君が代」の天下太平、もっといえば民衆不在ムードと
比べてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/42/fcd4115c042a21dd14ccfbfe87763b77.jpg)