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こころみの自分史 詩「そのときわたしは」  中川利三郎作

2012年10月05日 | 日記
中川利三郎、秋田でこの名前を知らない人はまずいないだろう。秋田県、初の共産党代議士だ。青森の津川武一、宮城の庄司幸助らとともに東北三銃士といわれた。文学者でもあったかれは「そのとき私は」という自分詩を書いている。(風の肩車こころみの自分史より)「・中略・・・がら がら がら がら・・・荷車の音を聞くたびに一生貧乏にしめあげられたおふくろを思い出します。世の中のおふくろたちの叫びがギリギリと私をしめあげます。「あアーんと」と泣くこどもをみるたびに声も立てずに死んだ二人の妹を思い出します。世の中の子供たちの叫びがギリギリと私をしめあげます。そいつは多喜二を殺したやつ、そいつはいまもベトナムで侵略とひとごろしで笑いの止まらないやつ、そいつは合理化首切り低賃金で俺たちを苦しめるやつ、そいつは、そいつは、そいつは・・・わたしは大人です。共産党員です。・・・・」。フィリッピン沖バッシー海峡で乗っていた輸送船が魚雷で沈没、三千人もの人々が一瞬にして海のもくずとなる中、九死に一生を得て生還。貧乏と戦争を仕掛ける犯人は同じだ。そいつらを退治することが生かされて帰ってき者の使命だ。と最後までがんばり続けた共産党中川利三郎。8万票を超える人々、そして県民の願いとしっかり結ばれていた。
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