7日、河辺にすんでいるOさんの知人を一緒に訪ねた。消費税5%が入ったときに店と移動販売の魚屋をやめたというSさん。数百万円もかかる保冷車を維持していくことはとてもできなかった。その後はまったく仕事らしい仕事につけず、アルバイトで生活をつないでいるという。また、近くで豆腐屋をやっていたIさん、H8年に店を閉めた。商売をつづければ続けるほど赤字になる。ご近所からはおいしい豆腐ということで評判だったので何とか頑張りたかったがどうにもならなかった。穀倉地帯のど真ん中で、米農家とともに生きてきた二人は政治への怒りを吐きすてるように言った。「この上さらにTPPが入ったら、いったいこの地域はどうなってしまう。農水省発表の米の生産者価格一俵17500円、この米の値段がわずか3500円程度にまでさがるという。一体誰が米を作るだろうか。」世界的な食糧危機が叫ばれる時代にあって、これほど自然の恵み豊かな日本で米作りをさせない政治。これこそまったくの時代錯誤だ。11日、約3000人が参加して開催されたJA全国大会「TPP交渉参加を断じて認めない!」との方針をあらためて確認した。農民の地底の叫びよ、日本中にとどろけ!
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