フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンの話題や自分自身の体験、自分自身が興味を持った事などを書いています。

マニラ首都圏などは規制が継続

2021-02-28 10:26:01 | フィリピンの政治
おはようございます。

 フィリピンでは、新型コロナウイルス

防疫区分でマニラ首都圏とダバオ、バギオ

など4市、バタンガスなど6州は3月も

一般防疫地域(the general community

quarantine GCQ)に据え置かれる事

が決まりました。

新規感染者数が約4カ月ぶりの高水準に

なるなど、感染再拡大が懸念されている事

から緩和が見送られました。

フィリピン大統領府のロケ大統領報道官

が27日、国営PTVテレビで新型感染症

省庁間タスクフォース(the Inter-Agency

Task Force IATF)の勧告をドゥテルテ大統領

が承認したことを発表しました。

 3月1日〜31日まで引き続き、GCQ指定

が続くのは、マニラ首都圏をはじめ、

バギオ市、アパヤオ、カリンガ、マウンテン

プロビンスの3州(コルディリエラ行政区)

バタンガス州(カラバルソン地域)、

タクロバン市(東部ビサヤ地域)、ダバオ市

イリガン市(北部ミンダナオ地域)、

南ラナオ州(バンサモロ自治区)です。

 一方、2月末までGCQに指定されていた

アブラ、ベンゲット、イフガオの3州

(コルディリエラ行政区)と北ダバオ州は、

規制が一番緩い修正一般防疫地域

(The modified general community quarantine 

MGCQ)に変更されました。 

GCQ指定が続くマニラ首都圏と4市6州以外

の地域はすべてMGCQになります。

 防疫区分規制をめぐっては、経済界や

経済関係省庁などからコロナ禍による経済の

落ち込みの回復を優先すべきだとの考えが

強まり、 IATFはいったん、全国をMGCQ

に移行させることを大統領に提案しました。

しかし、大統領は22日に「ワクチン接種が

進まない限り無理だ」として却下して

いました。

 フィリピン保健省発表の26日の新規

感染者数は2651人と、今年最多を記録

しました。

マニラ首都圏パサイ市では感染拡大のため

55のバランガイ(最小行政区)が防疫封鎖

されており、ウイルスの変異種も国内で

相次いで確認されています。

 マニラ首都圏の首長17人の会議では、

MGCQへの移行に賛成が9票、GCQ維持

の支持が8票で、IATF経済チームの提案

を1票差で承認していました。

 また、全国州知事会(LPP)会長の

ベラスコ・マリンドゥケ州知事も17日、

「経済を再開するために、MGCQに移行

するのはOKだ」と述べ、全国をMGCQに

指定する提案に賛成の意向を明らかに

していました。

 一方で、独立した科学者グループ

「OCTAリサーチ」は最新の報告書で、

マニラ首都圏がMGCQに緩和された場合

首都圏のコロナ感染者数は3月26日までに

1日あたり2400人に達する可能性がある

と警告していました。

 GCQでは商業施設、職場、交通機関で

マスクとフェイスシールドの着用が義務付け

られているが、MGCQではフェイスシールド

の着用は不要です。

また、MGCQでは大学の対面授業が認められ

会場の定員50%での集会が可能になるなど、

各種ビジネスの営業や操業の規制、外出制限

もGCQに比べて大幅に緩和されます。

防疫強化地域
(enhanced community quarantine ECQ)

修正防疫強化地域
(the modified enhanced community quarantine 
MECQ)

一般防疫地域
(the general communityquarantine GCQ)

修正防疫地域
(The modified general community quarantine 
MGCQ)


マニラ首都圏は人出が多いです。

 
子どもも検査を受けています。

会議中、資料を読むドゥテルテ大統領

です。

 一方、昨日のフィリピンの新規感染者は

2千921人で、今年最高となりました。

マニラ首都圏などの規制がGCQのまま

なのは正しい決定のようです。

 
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