先日友達のうちの庭先で山茶花を一枝もらってきた。
すぐ絵を描こうと思っている間に散ってしまった。
困って山茶花を探しに町中を探す。
なかなかない。あってもこの寒さに花は茶色にくすんでしまっている。
町中を探したが見当たらない。近くのお寺なら風流をかいするお方が住まわれていると思って回ってみる。
お寺にはなかったが集会所にあった。
風の当たらないところは花があった。
早速書いてみる。
10年もっと前だったろうか実家の母がカラオケに行きたいというので子供と一緒に出かけた。
母が懲りずに何回も難解も歌った歌が「さざんかの宿」。
今歌詞を思い出しとなんとも切ない歌だ。
「ちょっとこんななんだか男いやだなあ・・・・。」とだんなに言ったら
「演歌はこんなもんだ。愉快な演歌なんかない!!」
「それにしてもやっぱり旦那のいる女すきになるなんて・・・。」
「・・・・・。」
「あなたはどう思うのよ!!」
「知ったものか!!僕はこんな厄介な恋愛なんかしない!!」
「・・・・・。(わかるよ面倒なこと大嫌いな人だから)」
歌詞は単純だから実母はわかって歌っていただろうがじっくり聞いてみると、切なくさらに厄介なあきらめの悪い男だといまさらながらに思う。
山茶花の花を見て昔のカラオケのことを思ってみる。