アニメ「美少女戦士セーラームーン Crystal」の公開が迫ってます。
初放映は7月5日19時からニコニコ動画限定で。土曜7時に合わせたものの、隔週放映です。
PVが先行上映されました。→アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』TRAILER
ちょっと驚いたのが、その絵柄。
いや、いくら原作準拠だからって、なにも雑誌連載開始時の原作クオリティに酷似させる必要あるの?
努力の方向、間違ってない?
旧アニメファンからすれば、そのような声がこもごも聞かれたようで。
なんか武内直子先生が、ぜんぶセル画描いて色塗ってるみたいで怖い…。
(んなわけない)
原作者の絵もアニメに感化されたのかシリーズ終盤になると、かなりアニメ絵っぽくなるんですよね…。瞳のキラキラ感がなくなってきたり。私としては、ブラックムーン編か、デスバスターズ編あたりの原作絵がちょうどなじんでて好きなんですが。
声優さんはうさぎ役の三石琴乃さん以外、全員入れ替え。
三石さんは旧シリーズアニメ無印の最終回を急病で降板されてしまったので、それはそれで嬉しいのですけど。でも、新しく抜擢された女性声優さんで、子どものころファンだった人は光栄でしょうね。
原作準拠って、主にレイちゃん周りの男関係の精算かと思ってましたけど。
旧作アニメだと、うさぎに突っかかったり、衛に横恋慕したり、神社の居候オトコといい仲になったり、おじいちゃんが「うる星やつら」の錯乱坊みたいだったり、私服でオーバーオール着てたり、とにかく目立つ気が強い人。原作だと「マリア様がみてる」の祥子さまや、「神無月の巫女」の千歌音ちゃんみたいな、和服の似合う深層のお嬢さま風で凛とした感じなんですよね。それこそ、いまの百合アニメで量産されているような黒髪美少女の才媛。男の人に自分からモーションかけるようなタイプではなく。
もうひとりの原作ギャップは、タキシード仮面こと衛さん。
大学生設定にされたせいで、JCに手を出すなんてどう考えてもロリコンですし、ピンチに訪れるあしながおじさんみたいなポジションだし、アニメ二期になったらヘンテコな台詞を吐くアラビアンナイトになって、ネタキャラ化されてるし、人気戦士キャラが追加されていくにしたがってかなり空気になってくる不憫さ。原作ではもっと若々しい高校生です。
作風がというか、ターゲットを原作者の感覚に近い女性層に絞り込む意図があるのかも。変身シーンも露出すくなめ、ギャグも控えめ、衣裳も破れたりしない仕様、とものすごく健全になってたりして。蓋を開けてみないことにはわかりませんが。ちなみに新作の絵柄は、フランスふくめた海外ではおおむね好評だそうです。
(ぬいぐるみのルナが出てきた実写版は黒歴史でしたが(爆))
新作アニメ化タイアップなのか、いろいろな商品展開がなされているようですね。大人向けのムーンスティックが玩具で販売されたり(なんかこう書くと、いかがわしいニュアンスが(爆))、コスメやランジェリーもあったり。キティブランドみたいに、そのうちグッチとかプラダとかとコラボしてそう。原作者、バブル世代まっさかりのお人ですし。
余談ですが、管理人は旧作アニメの絵柄の蛍光マーカーペンとレターセット(アニメ雑誌の投稿の景品)や、雑誌『月刊なかよし』の附録だったもろもろグッズ、いまだに持ってます。
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