この新年話題の古典アニメ。1クールで終わっちゃうんですね。
しかし、最後の最後まで、パフィーのOPにはなじめませんでした。イメージにあってないよ。
全話視聴できず、とちゅう葵の君とか六条の御息所の回は見逃しちゃいました。
物語は、光源氏が謀反のうたがいで須磨に流罪されるところで閉じてしまいました。なんだかそこが拍子抜け。
出だしが華やかな王朝絵巻風だったのに、おしまいはなんだか悲劇的ですよね。しかも、この最終回、たぶんアニメのオリジナルエピソードだと思うのですが、源氏の君が落ち武者コスプレしてたり、盗賊団にいのちを狙われたりしてました。当時の貴族なんて飽食ざんまいで歌と踊りしか芸がない人種で、あんなに腕っぷしが強いはずないだろうと思うんですが、アニメだからまあ、いいや(いいのか?)
正妻もうしなって、道ならぬ恋をしてしまった藤壷の宮や朧月夜の君とも離され、東宮の後見役としての権威も失墜。いいとこなしのハンサムヒーローが最後に得たものは、若紫の君のみ。
禁断の愛、マザコン男、幼女好きお兄ちゃん。こうしてみれば、この古典、現代萌え文化を千年も先取りしていると思えなくもないですね。
そもそも、この源氏物語は、不遇な結婚生活をおくった閨秀作家が時の権力者(藤原道長がモデルとされる)を理想の王子様にしたててひたすら妄想をつづったものを、女官たちで回し読みしていたものらしい。今でいうなら、さしずめ、瀬戸内寂聴が小泉純一郎に懸想して筆をふるってるようなもんでしょうか(その例えはやーめーてーぇ)
最終回にいきなり乱闘が用意されたのは腑に落ちなかったのですが、見どころは前半の、源氏の君が父帝の墓参りにいくところ。イケメンが泣き崩れちゃうってのも、現代的ですよね。小沢みたいな腹黒い中年の涙は見たくないけど(苦笑)
明石の君や花散里とのロマンスも観たかったな。
このアニメでは、愛の遍歴をくりかえした源氏がたったひとりの幼な妻におちつくという閉めなんですが。このあと、若紫もたしか不幸なんですよね。
総評としていえば、映像のクオリティと演出は、かなりすばらしかったですね。(でも最終回の脚本…)
しかし、ジュリアナトーキョー(古ッ)で踊ってそうな美女みたいな髪型+リボンの朧月夜とか、大奥の瀧山みたいな髪結いしてた女御とか、なんとかしてください。あと、源氏は美白しすぎ(爆)
しかし、最後の最後まで、パフィーのOPにはなじめませんでした。イメージにあってないよ。
全話視聴できず、とちゅう葵の君とか六条の御息所の回は見逃しちゃいました。
物語は、光源氏が謀反のうたがいで須磨に流罪されるところで閉じてしまいました。なんだかそこが拍子抜け。
出だしが華やかな王朝絵巻風だったのに、おしまいはなんだか悲劇的ですよね。しかも、この最終回、たぶんアニメのオリジナルエピソードだと思うのですが、源氏の君が落ち武者コスプレしてたり、盗賊団にいのちを狙われたりしてました。当時の貴族なんて飽食ざんまいで歌と踊りしか芸がない人種で、あんなに腕っぷしが強いはずないだろうと思うんですが、アニメだからまあ、いいや(いいのか?)
正妻もうしなって、道ならぬ恋をしてしまった藤壷の宮や朧月夜の君とも離され、東宮の後見役としての権威も失墜。いいとこなしのハンサムヒーローが最後に得たものは、若紫の君のみ。
禁断の愛、マザコン男、幼女好きお兄ちゃん。こうしてみれば、この古典、現代萌え文化を千年も先取りしていると思えなくもないですね。
そもそも、この源氏物語は、不遇な結婚生活をおくった閨秀作家が時の権力者(藤原道長がモデルとされる)を理想の王子様にしたててひたすら妄想をつづったものを、女官たちで回し読みしていたものらしい。今でいうなら、さしずめ、瀬戸内寂聴が小泉純一郎に懸想して筆をふるってるようなもんでしょうか(その例えはやーめーてーぇ)
最終回にいきなり乱闘が用意されたのは腑に落ちなかったのですが、見どころは前半の、源氏の君が父帝の墓参りにいくところ。イケメンが泣き崩れちゃうってのも、現代的ですよね。小沢みたいな腹黒い中年の涙は見たくないけど(苦笑)
明石の君や花散里とのロマンスも観たかったな。
このアニメでは、愛の遍歴をくりかえした源氏がたったひとりの幼な妻におちつくという閉めなんですが。このあと、若紫もたしか不幸なんですよね。
総評としていえば、映像のクオリティと演出は、かなりすばらしかったですね。(でも最終回の脚本…)
しかし、ジュリアナトーキョー(古ッ)で踊ってそうな美女みたいな髪型+リボンの朧月夜とか、大奥の瀧山みたいな髪結いしてた女御とか、なんとかしてください。あと、源氏は美白しすぎ(爆)