陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

世界フィギュアスケート選手権2013

2013-03-17 | フィギュアスケート・スポーツ・五輪
昨年のGPシリーズにおける好調はいったい、どうだったのかしら、と思う、今回の世界選手権でしたね。もちろん、日本勢に限ったお話なんですけれど。

男子はカナダのパトリック・チャン選手が三連覇。二位はカザフスタンのデニス・テン選手、三位はスペイン、ハビエル・フェルナンデス選手。というわけで、日本人男子メダルを逃してしまいました。羽生結弦選手が四位、高橋大輔選手が六位、そして無良崇人選手八位。しかしながら、上位選手二名の順位数合計が13以内であったので、五輪代表は三枠獲得できています。

さて、注目の女子シングルはライバル対決となった浅田真央選手と、キム・ヨナ選手。結果は、キム・ヨナの華々しい復活となる優勝。二位はカロリーナ・コストナー選手。そして、三位はジャンプのミスでSPでは六位に沈んだものの、フリーでもトリプルアクセルで挽回を果たし、表彰台入りした浅田選手。村上佳菜子選手は最終四位に、鈴木明子選手は十二位とやや残念な成績ですね。もちろん、日本人女子もオリンピックで三枠を確保しています。

今シーズンで残っているのは、国別対抗戦なのでしょうかね。
GPシリーズでの疲れがやや出始めたのかもしれません。試合前に大幅にコンディションを崩したために本来の力が発揮できずじまいの選手もいたでしょうが、我こそが五輪枠獲得のために奮起せねば、と不調を圧して出場したことは、むしろすばらしいことだと言えます。勝負なので勝てる演技であることは求められますが、それだけがすべてではない。

今回は実力を出せなかった方も、五輪の舞台では活躍できるかもしれません。オリンピックに総勢六名の選手を送り出せることを、むしろ、誇りに思いましょう。ともあれ、お疲れ様でした。



【過去のフィギュアスケート記事一覧】

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 武内直子の漫画『コードネー... | TOP | 映画「アンダルシアの犬」 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | フィギュアスケート・スポーツ・五輪