パリ五輪2024が8月11日（日本時間では12日未明）に無事に閉幕。
この閉幕式は寝落ちして見られなかったのですが、やはり異様な演出があってウェブ上で騒がれたようです。
日本人選手団は金メダル20個でメダル総数45個、海外大会の記録更新とのこと。1位が中国、2位が米国に続いての3位。総人口数に占める若者の比率を考えたら、日本はなかなかのスポーツ大国といえそうです。
とくに今回躍進が目立ったのは、レスリングでしょう。
全種目でメダル獲得、柔道が誤審に泣いたのとは裏腹。スケボーやブレイキンといった新種目でも10代20代の王者たちが目立ちました。そのいっぽうで振るわなかったのは、期待されていた水泳。
私もとうしょはぼんやり結果だけハイライトで知っていたのですが。
閉幕が近くなると名残惜しくなって、じっくりテレビ観戦。とくにしっかり見られたのはブレイキン男子と、スポーツクライミング女子。
ブレイキン男子はなんと日本人代表二名がまさかの同じリーグ。
さらに選手団旗手でもあり、優勝候補と目されたシゲキックス選手が惜しくも3位決定戦で敗退。このダンスも芸術点なのか基準がよくわからないものですよね。解説の男性がDJっぽくて、五輪の舞台とは思えない（笑）
ブレイキンに興味があったのは、在阪していたときに難波のOCATでストリートダンスを観たことがあったり、勤め先の別部署に趣味でやっている人がいたからです。まさか街角のあのアクロバティックな踊りが五輪の競技になるとは。
クライミングは森秋彩選手が後半種目のリードで大健闘したものの、前半種目のボルダーで登り切れなかったステージの失点が響いて、メダルを逃すことに。リード種目であとすこしで完登というところで落ちてしまったものの、全選手中の最高点でスタンディングオベーション！ 東京五輪のときのように、ボルダーとリードが別々の種目にされていれば、まちがいなく得意のリードでは群を抜いて優勝だっただけに、観戦者からは不満の声もあったようですね。ご本人は「（4位）は悔しさを持ち帰るにはちょうどいい順位」と潔く答えたようですけれども、前回は代表から漏れただけに残念でなりませんね。
前回では金メダル、銀メダルで、連覇や記録の塗り替えを期待され、結果を出せなかったアスリートもいたようですが、とにかくお疲れ様ですね。大きな怪我や病気、事故もなかったのはよかったのです。
ところで、手に汗握るハラハラのスポーツ観戦、勝った時の高揚感もさることながら、眺めているだけで多少、運動したときと同じカロリー消費が見られるとの話が。
実際、私もクライミングを鑑賞したあと、夏痩せしにくいのに、1キロ減っていたりしました。アスリートの活躍を見ていたら、気分が前向きになって、とどこおっていた家事が片付いたり、掃除ができたり。他人がからだを動かすのを見るだけでもメンタル改善に効果がありそうですね。自分のことではないけれども、無心に誰かの幸福だとか勝利を願う気持ちが自分の癒しにつながっているのかも。
なお、私が心身の改善に効果があると実感したのは、格闘技の対戦だとか、個人競技でポイントの加算がわかりやすいものです。団体戦の球技は肉体の動きにクローズアップできないせいか、あまりワクワク感がないのですが、これは私が競技者をギリシアの彫刻のように眺めているせいだから、なのかもしれません。私自身は絶対に持ち合わせていない超人的な身体能力を眺めるのは楽しいですね。
そういえば、その昔、フィギュアスケートを熱心に応援していたときは、もっと自分も意欲に満ちていた気がします。
課題曲の音楽や映画に興味も湧いていましたし。あの時の情熱がいまは足りていません。今の世代の現役選手の名前もほとんど知らないぐらいですし。
ちなみに、ここ近年の猛暑はすさまじいので。
甲子園の高校野球は時期を秋にずらすとか対策したほうがよいのでは。貴重な人材である球児の皆さん（や観戦者たち）が熱中症で倒れたりするのはしのびないというものですね…。野球って見るからに暑そうなスポーツですもの。ロス五輪ではやっと復活するみたいですが、日本や米国のほかではあまりメジャーなスポーツでなく球技場もないと知ってびっくりしました。
（2024.08.17）
アクセス
トータル
