一年以上も前から予定されていたにしては、なんだか儀式があっさりと終わりすぎて。
ストレスで胃を痛めながら受験したら、試験内容が軽く思えてしまったような、あの感じでしょうか。上皇さまの退位と新天皇のご即位の話です。
即位の儀式は衣冠束帯でもっとゴージャスな衣装でやるのかと思っていたので、すっきりした正装で驚きました。
平成のはじまりのときは、昭和天皇ご崩御でしたから、女性皇族がみな喪服でベールをかぶっていたんですよね。あの沈うつさに覚えがあるので、今回がやたら拍子抜けして見えるだけなのかもしれません。一年に二度もお正月を迎えたような明るい騒ぎで、御朱印が発売されたり、令和記念商品キャンペーンがあったり、商戦もにぎやかだったようですが。
テレビ中継でみたあと、翌日の新聞誌面でも確認しましたが。
このたびご即位されました新天皇陛下と雅子皇后陛下、ほんとうに美しく睦まじく、写真映えのするご夫婦でいらっしゃいますよね。オックスフォード大学に留学して河川の研究をされ、歴史に造詣が深い天皇陛下は、スポーツ万能で山登りはご趣味の一つ。雅子妃もおなじく文武両道の才媛で、もと外交官。一時期こころない報道や宮内庁からの嫌がらせ(?)のせいか、こころを病まれたとのことでしたが、天皇陛下直々の妻をいたわり配慮をもとめる発言には胸がすく思いですね。私の友人でも、雅子妃に憧れて女性外交官になるという夢を描く人も多かったです。
個人的には次代の天皇は、このお二方の血を受け継いだ愛子さまを望みたいところですが。
歴史上、女性天皇はいても女系天皇はいない。父方が天皇であくまで男系天皇のつなぎとしての女性天皇であって、女性天皇の子が息子ならよいものの、娘ならば天皇にはなれない…ということに。夫が天武天皇で、父が天智天皇であった持統天皇のように、古代の皇族は血縁婚がふつうで、細君にしても有力な豪族・貴族が娘を嫁がせるならまだしも、現在のように内親王が一般市民とも結婚する可能性がある時代には、とても悩ましい事態です。
上皇ご夫妻は皇位継承者に含まれず、したがってご公務からも退かれることになれば、現在の皇室の人員で負担しあわねばなりませんが、女性宮家を創設しないかぎりは、皇族はやがて減ってしまういっぽう。女性宮家にするにしても、遠縁にあたる旧宮家筋の男子を皇室に復活するにしても、諸処のハードルがあるようですね。
女性が活躍する時代だなんだと称しながら、いまだに男子を生まなければ家が絶える、という考えは古くさいように感じます。
田舎でも、その家の直系で家業や仏事などを取り仕切っている、経済的に支えているのは娘(独身)なのに信用されず、甥が生まれたと知るや、まだ成人してもいないうちからその子が後継ぎだともてはやす風潮があります。後継ぎの長男だからと好き勝手に買い与え、教育も施したのに、倫理観を育てることができず、ろくでなしの放蕩息子になった例はいくらでも転がっています。いま地域を捨てて都会に出ていくのが多いのは、じつは働きざかりの若い女性が多いのです。結婚しても育児は女性の負担が多く、介護にしても自身の親よりも義両親を優先してほしいと夫側に強いられたりもすることがあるという。ただし、昔の家父長制も権力があったかわりに、それなりに責任も重かったのですがね…。
日本の皇室は我が国の家族の未来像です。
現在の天皇陛下は帝王教育を受けられた気品がありますが、皇嗣となれられた某宮様はなにかと問題発言が多く、またご長女の結婚問題にしても先行き不安です。雅子妃が休養されたり、愛子さまが学校を休みがちになられたりの件については同情の念が起きますが、某宮家の家庭内のごたごたについては、これが将来、この国の象徴たる人物を父子で予定されている一家のすがたであろうかと疑いたくもなります。もちろん、諸悪の根源は某宮家ではなく、現在留学に逃げているあの青年とその家族なのですが…。将来の天皇の義兄となるべき方ならば慎重に人柄、家柄を見るべきですし、女性として言い含めておくべきこともあったでしょう。お付き合いしてはいけない異性の条件ぐらい教えておかなかったのかと言いたくなりますね。
この某宮様は弟ぎみで天皇陛下とは御年五歳違い。
次の在位が短くなりすぎることを考えれば、その宮様をご長男の親王を天皇陛下の養子として迎え、正統な後継者(皇太子)としてお育てしたほうが無難ではないかとさえ思われます。最近もご在学の中学校でテロまがいの事件がありましたが、なぜ皇室や旧華族の子弟の教育機関であるはずの学習院で学ばせないのでしょうか。神道であるはずの皇族が、わざわざキリスト教系大学へ編入したのも疑問に感じます。内親王は将来、伊勢神宮の斎宮になる可能性もあるのに。
日本国憲法第一条は、「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」としるされています。
このたびの上皇さまの退位にあたってのお言葉は、2016年のご自身のビデオメッセージが発願になったとはいえ、特例法という立法手続きを経て、国民の同意を得たものであって、上皇さまはそのことに謝意を示されています。しかし、また、「天皇が日本国民統合の象徴」であるというのであれば、皇室のありかたは、それに敬愛をいだく良識ある国民の意見をもとにして、その存続についてはふたたび熱く議論講じられねばならないのではないでしょうか。
新しい天皇ご夫婦とそのご息女のすがたは、まさにこれからの日本の行く末そのものです。
還暦を前に貫禄のある天皇陛下はもちろんですが、国際親善上での皇后さまの体調に無理のない程度でのご活躍も、なによりも愛子さまが先々幸せな道を歩まれることを切に望みます。天皇の子が女に生まれたからという理由だけで、価値がないものとないがしろにされたりはしない、そんな国にするために、安倍政権にはなるべく早く法制化などを検討して頂きたいものです。津田梅子を新札の顔にしたらといいというものではありません。
ストレスで胃を痛めながら受験したら、試験内容が軽く思えてしまったような、あの感じでしょうか。上皇さまの退位と新天皇のご即位の話です。
即位の儀式は衣冠束帯でもっとゴージャスな衣装でやるのかと思っていたので、すっきりした正装で驚きました。
平成のはじまりのときは、昭和天皇ご崩御でしたから、女性皇族がみな喪服でベールをかぶっていたんですよね。あの沈うつさに覚えがあるので、今回がやたら拍子抜けして見えるだけなのかもしれません。一年に二度もお正月を迎えたような明るい騒ぎで、御朱印が発売されたり、令和記念商品キャンペーンがあったり、商戦もにぎやかだったようですが。
テレビ中継でみたあと、翌日の新聞誌面でも確認しましたが。
このたびご即位されました新天皇陛下と雅子皇后陛下、ほんとうに美しく睦まじく、写真映えのするご夫婦でいらっしゃいますよね。オックスフォード大学に留学して河川の研究をされ、歴史に造詣が深い天皇陛下は、スポーツ万能で山登りはご趣味の一つ。雅子妃もおなじく文武両道の才媛で、もと外交官。一時期こころない報道や宮内庁からの嫌がらせ(?)のせいか、こころを病まれたとのことでしたが、天皇陛下直々の妻をいたわり配慮をもとめる発言には胸がすく思いですね。私の友人でも、雅子妃に憧れて女性外交官になるという夢を描く人も多かったです。
個人的には次代の天皇は、このお二方の血を受け継いだ愛子さまを望みたいところですが。
歴史上、女性天皇はいても女系天皇はいない。父方が天皇であくまで男系天皇のつなぎとしての女性天皇であって、女性天皇の子が息子ならよいものの、娘ならば天皇にはなれない…ということに。夫が天武天皇で、父が天智天皇であった持統天皇のように、古代の皇族は血縁婚がふつうで、細君にしても有力な豪族・貴族が娘を嫁がせるならまだしも、現在のように内親王が一般市民とも結婚する可能性がある時代には、とても悩ましい事態です。
上皇ご夫妻は皇位継承者に含まれず、したがってご公務からも退かれることになれば、現在の皇室の人員で負担しあわねばなりませんが、女性宮家を創設しないかぎりは、皇族はやがて減ってしまういっぽう。女性宮家にするにしても、遠縁にあたる旧宮家筋の男子を皇室に復活するにしても、諸処のハードルがあるようですね。
女性が活躍する時代だなんだと称しながら、いまだに男子を生まなければ家が絶える、という考えは古くさいように感じます。
田舎でも、その家の直系で家業や仏事などを取り仕切っている、経済的に支えているのは娘(独身)なのに信用されず、甥が生まれたと知るや、まだ成人してもいないうちからその子が後継ぎだともてはやす風潮があります。後継ぎの長男だからと好き勝手に買い与え、教育も施したのに、倫理観を育てることができず、ろくでなしの放蕩息子になった例はいくらでも転がっています。いま地域を捨てて都会に出ていくのが多いのは、じつは働きざかりの若い女性が多いのです。結婚しても育児は女性の負担が多く、介護にしても自身の親よりも義両親を優先してほしいと夫側に強いられたりもすることがあるという。ただし、昔の家父長制も権力があったかわりに、それなりに責任も重かったのですがね…。
日本の皇室は我が国の家族の未来像です。
現在の天皇陛下は帝王教育を受けられた気品がありますが、皇嗣となれられた某宮様はなにかと問題発言が多く、またご長女の結婚問題にしても先行き不安です。雅子妃が休養されたり、愛子さまが学校を休みがちになられたりの件については同情の念が起きますが、某宮家の家庭内のごたごたについては、これが将来、この国の象徴たる人物を父子で予定されている一家のすがたであろうかと疑いたくもなります。もちろん、諸悪の根源は某宮家ではなく、現在留学に逃げているあの青年とその家族なのですが…。将来の天皇の義兄となるべき方ならば慎重に人柄、家柄を見るべきですし、女性として言い含めておくべきこともあったでしょう。お付き合いしてはいけない異性の条件ぐらい教えておかなかったのかと言いたくなりますね。
この某宮様は弟ぎみで天皇陛下とは御年五歳違い。
次の在位が短くなりすぎることを考えれば、その宮様をご長男の親王を天皇陛下の養子として迎え、正統な後継者(皇太子)としてお育てしたほうが無難ではないかとさえ思われます。最近もご在学の中学校でテロまがいの事件がありましたが、なぜ皇室や旧華族の子弟の教育機関であるはずの学習院で学ばせないのでしょうか。神道であるはずの皇族が、わざわざキリスト教系大学へ編入したのも疑問に感じます。内親王は将来、伊勢神宮の斎宮になる可能性もあるのに。
日本国憲法第一条は、「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」としるされています。
このたびの上皇さまの退位にあたってのお言葉は、2016年のご自身のビデオメッセージが発願になったとはいえ、特例法という立法手続きを経て、国民の同意を得たものであって、上皇さまはそのことに謝意を示されています。しかし、また、「天皇が日本国民統合の象徴」であるというのであれば、皇室のありかたは、それに敬愛をいだく良識ある国民の意見をもとにして、その存続についてはふたたび熱く議論講じられねばならないのではないでしょうか。
新しい天皇ご夫婦とそのご息女のすがたは、まさにこれからの日本の行く末そのものです。
還暦を前に貫禄のある天皇陛下はもちろんですが、国際親善上での皇后さまの体調に無理のない程度でのご活躍も、なによりも愛子さまが先々幸せな道を歩まれることを切に望みます。天皇の子が女に生まれたからという理由だけで、価値がないものとないがしろにされたりはしない、そんな国にするために、安倍政権にはなるべく早く法制化などを検討して頂きたいものです。津田梅子を新札の顔にしたらといいというものではありません。