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アカオビコテグリの産卵シーンを見に、サンセットダイビング

2008-07-12 13:51:01 | SCUBA diving

  6月から7月は、アカオビコテグリの産卵シーズンです。私は近似種のニシキテグリの産卵は沖縄やメナドで見ていますが、アカオビコテグリの産卵は見たことがなく、今回同行バディのWさんもダイビングを始めて1年少々で見たことがないとのことなので、サービスのスタッフに頼んでサンセットダイビングに連れて行ってもらいました。

  • Dive #540 秋の浜、正面(ジョーの転石地帯)、Entry 6:34pm, Exit 7:25pm, Dive time 51min. Max. depth 26.8m, 残圧 200→60bar, 透明度10m, 水温 17.8℃、曇り、波静か、流れなし

アカオビコテグリの産卵は日没直後、真っ暗になる直前の15分前後に行われます。ところが、海中の明るさは日没時刻、くもり具合、透明度によって変わるので、実際にはこれらの条件によって多少時間が前後します。このため、産卵が始まるより少し早めに潜って、あらかじめアカオビコテグリの姿を見つけて、産卵が始まるのを待つのですが、ニシキテグリと違ってやや深いため、今日3本目のダイビングであまり長く潜っていられません。

しかし、この日は大変運がよく、あるいはガイドの有馬さんの時間の読みがピタリ当たって、私たちが目的の転石地帯に到着すると、ちょうど一組のアカオビコテグリがWさんの目の前に舞い上がって産卵を始めたところでした。すぐに周囲を探すと、別の♂が♀の周囲をチョロチョロと歩き回って、背びれをいっぱいに広げてディスプレイを繰り返しています。そのうち♀にぴったりと寄り添って胸鰭に乗せるのですが、メスの方はなかなか♂を受け入れません。何度か繰り返しているうちに、♂が胸鰭に♀を乗せてゆっくりと海底から数10cm垂直に舞い上がります。そのうちメスの興奮も最高潮に達して、口をパクパクさせながら産卵が始まります。ニシキテグリに比べるとだいぶゆっくりと観察できますが、それでもだいたい20~30秒間の出来事です。結局この日は、4組の産卵シーンを観察できました。

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