Blue ocean, White mountain, and Clear sky

All year around activities: SCUBA, Snowboarding, Paragliding

5kmほど離れただけでまるで別の海?

2019-06-06 10:04:19 | SCUBA diving

先週末、伊豆大島へダイビングに行ってきました。

土曜日の朝に東京から高速船で大島に到着し、さっそく支度して秋の浜に飛び込んでビックリ!水中の透明度は10mもなく濁っていて、まるでここは熱海か城ヶ島? 今の季節は海中のプランクトンが増えて、ある程度濁るのは当たり前なのですが、今回は私の20年以上の大島でのダイビング経験の中でも最悪の透明度でした😢

同じ頃、島の西側の野田浜で体験ダイビングしてきた方々に聞くと、野田浜の透明度は悪くなかったみたい。そこでお昼を挟んで午後は野田浜に潜ってみると、ビックリするほど澄んでいて透明度は20メートル以上あります。その代わり水温は午前中の秋の浜より4℃くらい低い16℃で、7mmのウェットスーツで潜った私には少し寒いくらい。それでも見えないよりはよっぽど楽しめました。5kmも離れていない2ヶ所の浜で、こうも違う海になるなんて。

一夜明けて2日目も一本目は秋の浜へ。一晩で劇的な改善は期待するべくもありませんが、エントリーしたら案の定昨日同様の透明度10m以下。今回はアサヒの根へ行こう、とガイドさんのナビに100%頼って追って行くだけでした。しかし昨日と違うのは、水深30メートルくらいで突然視界が開けて、透明度20m以上になりました。

そのかわり水温は一段と低い15℃台!それでも、そこはアサヒの根。多少冷たくったって、魅惑のサカナたちが群れ泳ぐ花園です。普段はなかなか行かない深場で、たっぷり遊んでしまいました。

 

最後は再び透明な海中を求めて、島の西側のケイカイに潜りました。

 

今回のツアーから新しく持ち込んだ2つのオモチャが大活躍してくれました。

一つ目はLEDライト。TOVATECHのFusion 1500というモデルで、照度を三段階に切り替え出来て、最強では500lm、しかも照射角を12°から100°まで調節できるという欲張りスペックです。実際使ってみるとメチャメチャ明るくて、ダイビング中に生き物を照らす目的には三段階の一番弱い照度で十分でした。一方で一番広角に広げて最強にしたらビデオライトとして使えるかな、とも期待したのですが、こちらは光のムラが結構はっきり見えてしまって、ちょっと残念です。

 

もう一つのオモチャはダイブコンピューター、ScubaProのGalileo 2です。そう、ついに買い換えました。選択のポイントはただ一つ、表示の文字が大きくて見やすいこと。老眼になって、スマートな腕時計型のダイブコンピューターでは見えないんです😢 その点Galileo 2は大きな四角い液晶表示を活かして、多くの情報を表示することも、必要最小限の情報をでっかく表示することも出来るんです。しかもカラー。

実際に潜って使ってみて、その辺は期待通りでした。まだ慣れていないので、チラッと見ただけでは目に入ってきた数字が潜水時間なのか水深なのか、はたまた残圧なのか、表示のレイアウトを覚えきれていないのですが、そこは回数潜るうちに慣れるでしょう。

その一方で心配なのは、残留窒素の計算が適切かどうか。厳しく計算すれば減圧症の発生の危険は下がりますが、水底に滞在できる時間が短くなってしまったり、長~い減圧停止時間が必要になってしまう不便もあります。そこで新旧のダイブコンピューターの残留窒素計算と減圧停止の指示を比較するべく、今回両方のダイブコンピューターを持って4回潜りました。特に3本目は最大水深47m、40m以深に10分近く滞在していたので、減圧停止の指示に大きな違いが出ました。今まで使っていたOceanicのAtom 2.0では最大で水深6mに13分の減圧停止の指示が出ていたのですが、Galileo 2ではなんと減圧停止の指示は無し!!!

そこには実はウラがあって、Galileo 2ではdeep stopを設定していたんです。細かい話は割愛しますが、今までは経験と勘に頼ってdeep stop的なプロファイルの潜水を行っていたのですが、Galileo 2を使うときちんとdeep stop理論に基づいて安全な範囲で潜れるわけです。これは大きなアドバンテージで、特に40m以深に潜って写真を撮りたい場合に絶大な威力を発揮しそうです。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。